昨季日本一に輝いたソフトバンク勢がWBCの各代表チームで存在感を発揮している。

 ニカラグア代表のダウンズは、7日(日本時間8日)に行われたD組のオランダ戦に惜敗したものの本塁打を含む2安打、2打点と躍動。A組のキューバ代表のモイネロもチームの初戦を白星に導く活躍を見せた。

 そうした中、侍ジャパンのホークス勢で持ち味を発揮しているのが周東佑京外野手(30)だ。この日のオーストラリア戦(東京ドーム)では8回に代走として途中出場するといきなり盗塁を決め、貴重な追加点のホームを踏んだ。

 さらに、7日の韓国戦では9回の中堅守備でフェンス際の打球をジャンピングキャッチ。ビッグプレーで勝利に貢献し、改めて日本の野球ファンの心をつかんだ。

 さまざまなところから称賛の声が寄せられた韓国戦の好捕。だが、鷹ナインからすればこの守備も〝日常の一幕〟にすぎなかった。選手の一人は「もちろんファインプレーだと思いますけど…」と前置きした上で「佑京さんからしたら普通のプレーというか、そこまで周りが驚くほどのプレーでもない」とサラリ。常にグラウンド上ですごみを肌で体感しているだけに「『捕るだろうな』と思って見ていた」と画面越しでも全幅の信頼を置かれていた。

 周東は3戦目までを終えて先発出場こそしていないが、前回大会以上に存在感を増している。ホークスのチーム内からは「あれが僕たちの佑京さん」との声も飛んだ。

 この日、準々決勝進出を決めた侍ジャパン。マイアミの地でも鷹の韋駄天が世界を驚かせそうだ。