巨人のドラフト4位・皆川岳飛外野手(22)が24日のDeNA戦(横浜スタジアム)でプロ初スタメン&安打を達成した。

「7番・右翼」で先発出場した皆川は、1点リードの5回二死走者なしからプロ初安打となる中前打を放った。直後の浦田が右前打を放つと、二塁を蹴って三塁へヘッドスライディングも走塁死。得点へ結びつけることはできなかったものの、プロとして大きな一歩目を進んだ。

 皆川は「なんとか1本出そうという気持ちで毎打席入った」とこの日の心構えを明かし、「待てのサインがなかったので、思い切って振り抜こうという思いで、それがセンターに飛んで良かったかなと思います」と初ヒットに胸をなでおろした。

 さらに「その後に走塁判断ミスというか、アウトになってしまった。(打球が)抜けて嬉しかった半面、そこも学ばなきゃいけないのかなっていうのは思います」と反省も忘れなかった。

 一方で初ヒットの記念ボールを受け取った皆川の胸中は複雑だった。「ちょうど今朝に母からおじいちゃんが今日亡くなってしまったという連絡を受けて…」。さらに「生きている時になんとか初ヒットを打ちたいという気持ちがあったんですけど…。天国で見てくれているおじいちゃんに渡そうかなというのは思います」とゆっくり言葉を紡いだ。

 天国で見守る祖父が一層頑張る理由になった。「ものすごく巨人ファンだったので、自分が入団した時にものすごく喜んでました。最後に会ったのが元気な姿だった。急変したっていう連絡を聞いてから今日に至るまで色んな感情が芽生えたんですけど、やっぱり元気に野球をやることがおじいちゃんにとってもプラスかなって感じたので、これからそういう思いも込めて頑張りたいなと思います」。

 皆川のプロ野球人生は始まったばかりだ。