ソフトバンクは6日の阪神戦(甲子園)に0―5で零封負けを喫した。先発の松本晴投手(25)は5回1失点の好投を披露。先発として飛躍が期待される左腕が事実上の〝ローテ内定〟をつかみとった。
「今日はあんまりボールが良くなかった」と登板後に振り返った松本晴。直球と変化球をコーナーに投げ分けて阪神打線に的を絞らせなかったが、本人は「バランス的に力んだら出力が出ない感じ」と不満げだった。それでも「そういう練習ができる日」と切り替え。常に絶好調とはいかない、1年間シーズンを投げ抜くための鍛錬の場とした。
収穫もあった。4回には大山に適時二塁打を許したが「いいところ(コース)だったけど、うまく打たれた」とサバサバ。それよりも先頭打者に四球を許した後の心の持ちようについて「あまり慎重にいきすぎるのではなく、コースで大胆に勝負する、ただ気をつけるところはしっかり投げきる。自分の中ですごくいい感覚、マインドセットで投げられた」と手応えを口にした。結果的に5回を4安打1失点に抑えた左腕は、マウンドを降りた後もブルペンで30球ほど投げ込み。最後は手応えを覚えた状態で次回登板を見据えた。
試合後、状態がいまひとつだったと聞いた小久保監督は「イマイチであれ?」と驚きながらもニヤリ。「良かったと思ったけどね。あれでイマイチだったら期待できますね」と語り、開幕ローテーション入りについても「今の状態であれば」と〝内定〟を与えた。
昨年は開幕ローテ入りを逃しシーズン最終盤も救援に回るなど悔しさが残る1年だったが、今年はここまで順調に課題を潰してきた。「しっかりと積み重ねてきている」と充実した表情で語った背番号49。飛躍の一年を過ごすため、より一層技術を磨いていく。












