ソフトバンクは5日のヤクルトとのオープン戦(みずほペイペイ)に5―1で勝利した。「6番・一塁」で先発出場した秋広優人内野手(23)がソロ本塁打を含む2安打1打点を記録。猛打を振るう背番号52が本拠地でも存在感を放った。

 2回、一死走者なしの場面で打席に立つと吉村の内に切り込んでくるスライダーを振りぬいた。自身が「ファウルかなと思った」という打球は切れることなく右翼ポール際に着弾。オープン戦第2号は弾丸ライナーの一発となった。衝撃の当たりに小久保監督も「すごい、打った瞬間でしたね。去年までとは打球速度も含め、飛距離も全然違う」と舌を巻いた様子だった。これでWBC日本代表との壮行試合からの8試合で3本目となる本塁打。驚異的なペースで本塁打を積み重ねているが、この日の一発はこれまでとは違う要素を含んでいた。

 1つ目は打球速度。この日の弾丸弾は180キロを超える数値を叩き出した。これまでにも180キロ超えの打球はあったが「全部ライナーというか、本塁打はなかった」と角度がつかず。この日はスタンドまで放り込んでみせた。

 2つ目は変化球をとらえたことだ。これまでは打者有利のカウントから真っすぐを捉えることが多かったが、この日は1ストライクから変化球にうまく反応。「変化球には(タイミングが)合っていなかったが(今日は)捉えられた。徐々にいい感じに来ている」と手応えを口にした。

 主戦場である一塁のポジションには山川という大きな壁が立ちはだかる。指揮官は「打ち続けたら可能性は(ある)」と語った。秋広は「開幕が近づくにつれてなかなか打てなくなる経験もある。継続できるように頑張りたい」と意気込んだ。このまま開幕までアピールを続けていく。