豊富な資金力による大物選手との契約が「金満補強」「乱獲」「野球を台無しにする」などと批判されてきたドジャースだが、悪の? 張本人でもある編成本部長のアンドリュー・フリードマン氏がまさかの〝方向転換〟を示唆している。

 これまで大谷翔平をはじめ、山本由伸、ブレイク・スネル、エドウィン・ディアス、カイル・タッカーらと破格の大型契約を結んできた。中小規模の球団との戦力格差、経済格差が広がる一方となり、歯止めのない〝営業努力〟が球界全体で賛否を呼び、サラリーキャップ導入をめぐる労使交渉の緊張を招く大きな要因に直結している。

 この方針をいつまで続けるのか。フリードマン氏は「翔平と契約した瞬間からその決意を裏付け、勝利へのコミットメントとチームへの再投資を継続することが重要でした。それが功を奏し、(支出意欲が)高まり、当初考えていたよりもさらに積極的なプランになったと思います。もっと積極的にやってみよう、という姿勢でした。積極性がさらに積極性を生んだのです」と米メディア「カリフォルニア・ポスト」に語っている。

 しかし、その一方で「おそらく10年、15年、20年は継続できないことをやっている。現在のこのチャンスを生かすには、支出習慣を劇的に変えなければならない」と方針転換を示唆している。米メディア「アルバット」は「ドジャースは今後、より持続可能な支出バランスを模索していくだろう。その間、ファンはこのエキサイティングな時期を楽しむことができるでしょう。大谷やフリーマンの存在はチームに活力を与えてきたが、この支出水準が永遠に続くわけではないことを忘れてはいけない」と伝えている。豪華客船が大きな舵切りとなるのか。