MLBのオープン戦が20日(日本時間21日)、各地で始まった。菊地雄星投手(34)が所属するエンゼルスはオープン戦を1試合もテレビ中継しないことが判明し、メディアから非難の声が殺到している。

 地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のエンゼルス番記者ジェフ・フレッチャー氏が明らかにしたもので、エンゼルスの試合は対戦相手が放送するのをMLBアプリで視聴できるが、エンゼルス自体はオープン戦を一切放送しないという。

 エンゼルスは1月に「ファンデュエル・スポーツ・ネットワーク」との地元放映権の契約を解除。独自のネットワークの立ち上げを検討しているという報道もあり、調整が間に合わなかった可能性がある。フレッチャー氏は「レギュラーシーズンのテレビ放送についてはまだ詳細を詰めているところ。MLBとケーブルテレビでストリーミング配信される予定ですが、配信は未定です」とも伝えた。

 この事態にエンゼルス専門メディア「AWFUL ANNONCING」は「どう考えても、ファンにとっては残念な結果だ。スプリングトレーニングはチームと再びつながり、プロスペクトがロースターの座を争い、ベテラン選手がサビを落とす様子を見る機会となる。エンゼルスはテレビ中継を制作していないため、ファンにその機会を与えていない」と批判した。

 また、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者もポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、エンゼルスの〝ノーTV〟問題に言及。「全部をテレビ中継する必要はないのは理解しているが、春季トレーニングの試合を1試合も放送しないというのは、エンゼルスのまたしても怠惰なやり方に思える。自分たちの商品をファンから遠ざけている」とバッサリ。

 さらに「そもそも彼らのチームはそれほど面白くないが…。スプリングトレーニングの試合のテレビ放映は主にプロモーション目的だ。ファンの観戦意欲をかき立て、シーズンに向けて準備を整え、新加入選手への関心を高める。だから、その観点から見るとエンゼルスのやっていることは理解できない」と糾弾した。