全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(36)が、マスコミへの〝ひいき〟を要請した。

 宮原は23日大田区大会で斉藤ジュンとのV5戦を控えている。17日都内で行われた会見に出席すると、大田区大会の看板の写真を取り出した。

 宮原は写真を指さしながら「巨大看板のデザインを見たか。何度も見直したが斉藤ブラザーズしか映っていない」と解説する。確かに右にジュン、左にジュンの弟、斉藤レイが大きく写っているだけで、宮原の顔は見当たらない。V5戦の日は欠場していたレイの復帰戦もあるとあって、団体は〝斉藤ブラザーズ推し〟だ。「3冠チャンピオンが写っていない看板が過去にあったか? ふざけるな」と怒り心頭の様子だった。

 その上で報道陣に向けて「皆さまはスーパースター宮原健人を普段から記事にして、大変お世話になっているはずだ。だから、今日の会見の記事は、多少話を盛ってもいいから、宮原健斗を応援したくなるように編集するように。会社が斉藤ブラザーズを推すのはもういい。ただ、マスコミの皆さんは宮原健人推しで頼むぞ」と要請した。しかし、これに明確に応じた媒体は一つもなく、宮原は意気消沈。ちなみにこの記事も誇張を一切廃し、事実だけを記載している。

 一方のジュンは「俺はマスコミの方は今まで通りやってくれたらいいんじゃないかと思う。看板に、現チャンピオンの宮原健斗がのっていないのは俺も驚いたんだが、まあ斉藤ブラザーズがのっているということは…。つまりそういうことだろう」と多くは語らなかった。リング上で雌雄を決するしかなさそうだ。