〝オールドルーキー〟として巨人からMLBに移籍した菅野智之投手(36)がメジャー2年目も精力的に動いている。

 1年目の昨季はオリオールズで10勝10敗、防御率4・64。すべてが初めての環境で収穫と課題を得て、今季はロッキーズでプレーする。16日(日本時間17日)にはアリゾナ州スコッツデールでライブBP(実戦投球)に初登板。新天地で一つのステップを踏んだ。

 課題の一つは被本塁打の多さだ。昨季は30試合に先発してア・リーグワーストとなる33本塁打を喫した。しかも本拠地となるクアーズ・フィールドは標高約1600メートルの高地にある。空気抵抗が少ないことで打球は飛びやすく「打者天国」として知られる。おまけに変化球は曲がりづらくなるとあって、投手にとっては〝地獄〟のような悪条件がそろっている。

 こうした逆境に対し、菅野はすでに生き残る術の習得に動き出しているようだ。地元紙「デンバーポスト」(電子版)はこの日、ロッキーズで10年目を迎えた先発左腕、カイル・フリーランド投手(32)が打ち明けた菅野とのやりとりを報道。それによると、フリーランドは「彼が早い段階から意見を聞きに来てくれたことはよかった。特にクアーズ・フィールドでのピッチングについてね」と語り「キャンプ後半で具体的な話はするけど、体力、水分補給、コロラドの高地で取る十分な睡眠の重要性を話し合っているよ」と明かしている。

 フリーランドは年齢的には後輩に当たる。しかし、投手に不利な環境でマウンドに立ち続けてきたフリーランドの経験は貴重だ。後輩が相手でも〝質問攻め〟にする貪欲な姿勢もあり、同紙は「フリーランドは菅野の加入を歓迎している」と評している。