オリオールズからFAとなっていた菅野智之投手(36)が10日(日本時間11日)にロッキーズと1年510万ドル(約7億9000万円)で合意した。

 ついに新天地が決まった。今季の所属球団が決まらず、3月に開催されるWBCの日本代表に選出されながら「無所属」となっていたが、MLB2年目もメジャー契約を勝ち取った。侍ジャパンの大会連覇がかかる重要な戦いを前にようやく足場を固めた一方、ロッキーズは補強の手を緩めなかった。

 菅野との契約後、昨季ブルワーズで11勝をマークした通算113勝左腕、ホセ・キンタナ投手(37)と1年600万ドル(9億3000万円)で合意したと報じられた。経験豊富な左右のベテラン投手を矢継ぎ早に加えたが、チームの低評価は変わらないようだ。

 ロッキーズはワールドシリーズを連覇しているドジャースと同じナ・リーグ西地区。2022年から4年連続で最下位に沈み、昨季は119敗(43勝)を喫した。球団の〝補強ラッシュ〟は米国外でも話題になり、英メディア「クランチ・スポーツ」も取り上げたが「2026年のロッキーズが優勝争いに加わる可能性は低い」とシビアな見解。「先発ローテーションはキンタナ、ロレンゼン、菅野、フリーランドの実績ある4人を擁している。この層の厚さにより、球団は有望株を急いで昇格させたり、実績のない投手陣に過度に依存することを避けられる」と伝えた。

 チームの下馬評は低くても菅野にとっては思う存分、腕を振れる環境が整っているともいえる。大谷との投げ合い、対戦にも注目が集まりそうだ。