天敵がドジャースを擁護した。米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は15日(日本時間16日)にパドレスのマニー・マチャド内野手(33)が〝悪の帝国〟と呼ばれるドジャースの金満補強を「野球界にとって素晴らしい」と擁護したと報じた。
ドジャースはこのオフ、カイル・タッカー外野手(29)と4年総額2億4000万ドル(約366億円)、エドウィン・ディアス投手(31)とは3年総額6900万ドル(約105億円)で契約するなど補強の手を休めない。同電子版は「ドジャースの年俸総額は4億ドル(約611億円)に達した」と指摘した。
ワールドシリーズ連覇中のチームが巨額な費用を投じ続けていることに「野球を壊している」と批判が上がっている。また、現在の労使協定が期限を迎える12月以降に行われるオーナー側と選手会の労使交渉で年俸の総額を決めるサラリキャップ制の導入を巡り、難航必至。ロックアウトが懸念されている。
そんな中、ドジャースファンから〝天敵〟とみなされているマチャドが意外な反応。ドジャースの巨額補強に「どのチームもやるべきだ。野球界にとって素晴らしい。どのチームにその力はあると思う。30チームがそこから学んでくれることを願っている」と賛同したのだ。
オーナー側が持ち出すとみられるサラリーキャップ制をマチャドは「キャップ制はあってはならない」と明確に反対するとこう指摘した。
「この5年間の野球界の動向を見れば、素晴らしいことだと分かる。ドジャースと同じことをできるチームはたくさんある。誰でもできる。やりたいかどうかの問題だ」
批判されるのはドジャースではなく、積極的に補強しない一部のオーナーということだ。
この考えにフィリーズのブライス・ハーパー内野手(33)も大賛成だ。ハーパーは昨年7月、マンフレッド・コミッショナーとサラリーキャップ制を巡って口論し「クラブハウスから出ていけ」と激怒している。
「ドジャースのやり方は言うまでもなく素晴らしい。彼らは金を払い、金を使う。本当に素晴らしいチームだ。ビジネスのように正しいやり方で運営している」
マチャド、ハーパーともドジャースはWS進出へ最大の障害。そのライバルをまさか擁護するとは…。選手のサラリーキャップ制に対する拒否反応はそれだけ強いということだ。












