ワールドシリーズ(WS)3連覇に向けたドジャースのスプリングトレーニングが徐々に近づいてきた。

 バッテリー組は13日(日本時間14日)、野手は17日(同18日)からアリゾナ州グレンデールでキャンプインする。V3を達成すれば、2000年まで頂点に君臨し続けたヤンキース以来の快挙。オフにはディアス、タッカーら投打の主力を獲得し、申し分ない戦力をそろえた。

 前回、3年連続でWS優勝を果たした当時、中核を担った〝レジェンド〟デレク・ジーター氏(51)は米メディア「カジノ・ビート」の単独インタビューに応じ、「(ドジャースが)圧倒的な優勝候補。彼らはまた優勝の最有力候補となるだろう」と認めた。

 ヤンキースの黄金時代を支えたOBとしては、真っ先に古巣の名前を挙げられない現実にじくじたる思いもあるだろう。しかし、ペナントレースは162試合の長丁場。各選手、各チームのギアが一段階上がる10月のポストシーズンに入れば、ますます何が起こるか分からない。戦力としてはより強力になったものの、ジーター氏は自身の経験からもう一つ重要な要素が必要だという。

「優れたチームには多くの幸運も必要だ。我々の最初の5シーズンのうち4シーズンは多くの幸運に恵まれた。偉大なチームは(WS優勝への)チャンスを自らつくり出すが、同時に多くの要素を味方につける必要がある」

 ヤンキースは00年までの5年間で1997年を除く4シーズンで優勝した。ジーター氏の発言を受け、米メディア「クラッチポインツ」は5日(同6日)、「ドジャースがヤンキースの偉業を成し遂げられるかは時が証明する。ドジャースは6シーズンで3度優勝(20、24、25年)している。さらに栄冠を加えることは容易ではないが、ドジャース王朝は10年近く野球界を支配したジーター率いるヤンキースをすでにほうふつとさせている」と伝えた。

 今季もMLBはドジャースを中心に回りそうだ。