阪神・佐藤輝明内野手(26)の契約を巡り、近大時代の恩師が「早期決着」を切望した。昨季は40本塁打、102打点で本塁打王と打点王の2冠に輝き、MVPも受賞した虎の主砲。名実ともに球団の顔となったが、2月1日の沖縄春季キャンプ始動まで残り5日に迫った現時点でも契約は未更改だ。このままサインができなければ、キャンプ初日を自費参加で迎える可能性も出てくる。
さらに3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026の日本代表メンバーにも選出されており、シーズン前から注目度は最高潮。それだけに教え子の置かれている状況を案じているのが、近大時代の恩師・田中秀昌前硬式野球部監督(68)だ。「WBCは期待だけども、早く契約をせんことにはキャンプインがもう目の前に来てるんでね。そっちの方が心配ですよね」
さらにポスティング制度を利用する形で将来的なメジャー挑戦の意向を示している点についても「そんな勝手なことできないんですよ。阪神球団の選手なんで。とにかく早く契約してそっからだと思うんですよね」と、まずは話し合いの決着を最優先に求めた。
さらに田中氏は指導者としての立場から、契約が長引くことによる影響にも言及。「僕らは佐藤に子供たちに夢を与えるようにせなあかんと(言っている)。そういう中で子供たちが『なんでやろう』とか、『契約してるんかな』と思ってしまうよう部分もあるからね」と、ファンや次世代への影響を案じた。
その上で、メジャーへの道筋については明確だ。「今季はマークも厳しくなるから大変ですが」と前置きしつつ「50本塁打とか3冠王とか、1年だけじゃなく最低でも2年間は成績を残してね。村上選手、岡本選手のように祝福されながら送り出してもらえるようになってほしいですね」と期待を込めながら高いハードルを課した。
今オフにMLB挑戦が決まったホワイトソックス・村上宗隆内野手(25)やブルージェイズ・岡本和真内野手(29)のように、誰もが納得する形で海を渡ってほしい――。恩師は願いを込めながら、教え子のさらなる覚醒を待ちわびている。













