揺さぶりか、それとも――。全日本プロレス18日の新木場大会で3冠ヘビー級王者の宮原健斗(36)が、次期挑戦者タロース(34)との前哨戦に臨み、弱点を見いだしたと豪語した。

 25日の千葉・幕張メッセ大会での王座戦を控える2人はこの日、メインの6人タッグ戦で激突。鈴木秀樹、本田竜輝と組んだ宮原は、開始前に綾部蓮、安齊勇馬と組んだタロースの右足に鉄板が仕込まれていないか、チェックするようレフェリーに執拗に求める。もちろん、そんなものは仕込まれておらず、試合はスタートした。

 開始早々、組んで吹っ飛ばされるなど、宮原は身長2メートル13センチを誇るタロースのパワーと高さに苦しむ。なぜか味方のはずの本田と鈴木が小競り合いを見せた、それはそれ。宮原はタロースと場外でもやりあった後、コーナーで体重を浴びせられるなどしてダメージを負わされる。

 反撃とばかりにシャットダウンスープレックスを狙うが、その巨体の腰に手を回してクラッチすることができず…。そうこうしているうちに、最後は本田がタロースのビッグブーツで3カウントを聞いた。

 いいところを見せられず、チームも敗れた宮原は、マイクと見せかけて背後から襲撃を狙うも、かわされて不発。改めてマイクを持つと「右足に鉄板…、入れてないのはよく分かったよ。ただな、俺は同じ技は二度は食らわないぞ。なぜ俺が最高の男か分からせてやるよ」とベルトを腰に巻いて誇示する。

 さらに観客の支持を煽ると「お前の弱点は今日見つけた。そして弱点から、最後はシャットダウンスープレックスや」と強がった。

 そんな王者の姿に、タロースのタッグパートナーでもある綾部は「宮原健斗、みっともないよ。現3冠王者の戦い方を見ればわかるだろ。挑戦を拒否して逃走して前哨戦でKOされ、挙げ句の果てに足に鉄板が入っていると言いがかりを付けた」とあきれながら吐き捨てる。

 さらに当日はタロースのセコンドに就くことを表明し「そこで絶望を味わう瞬間を見届けさせてもらうよ」と通告。タロースも王者からのベルト奪取を豪快に宣言した。

 今回ばかりはどこか空回り感のある宮原だが、難敵を乗り越えることができるか。