前代未聞の〝問題行動〟だ。「東京スポーツ新聞社制定2025年度プロレス大賞supported byにしたんクリニック」の授賞式が7日に都内で開催され、年間最高試合賞(ベストバウト)を受賞したプロレスリング・ノアのOZAWA(29)がやりたい放題だった。壇上で無礼千万な行動を連発すれば、大先輩の乾杯も待たずにさっさと退場。控室で副賞としてカステラを贈られるや、まさかの逆ギレまでする始末だ。

 かつてここまで無礼な受賞者がいただろうか。昨年1月1日の日本武道館大会での清宮海斗戦で勝利してベストバウトを受賞したOZAWAは、東京スポーツ新聞社の平鍋幸治社長から賞状とトロフィーを渡されるも片手で受け取る。さらに目録を手にすると、その場で封を開けて中身をあらためた。

目録を確認するOZAWA
目録を確認するOZAWA

 マイクを持つと「さっき目録の中を見たけど、空っぽだった。そこは手渡しで欲しかった」と振り込みのため現金がなかったと当たり前のことを愚痴る。その上で「MVP(最優秀選手賞)を狙ってたんだけど、残念ながら取れず。地上波、『ラヴィット!』(TBS系)とか出たりして、プロレス以外のことを頑張ると、プロレス大賞が取れるという発見があったので。今年は地上波に出ようかな…ということを、さっき清宮が言ってるのを聞きました」と先輩に流れ弾を当てる話術を使った。

〝OZAWA劇場〟は終わらない。写真撮影でMVP受賞の上谷沙弥にガンを飛ばした後は、ノアの大先輩である小橋建太による乾杯を待たずにとっとと退場してしまったのだ。

集合写真を撮り終え会場を後にするOZAWA
集合写真を撮り終え会場を後にするOZAWA

 帰り支度を整えながら、渋々取材に応じたOZAWAは「俺が皆さんと乾杯するとでも思った? 帰るでしょ、そりゃ」と当たり前のように話す。授賞式では続いて登場した上谷から「グチグチうるせーんだよ。小さい男だな」と断罪されたが「頑張ってあのキャラクターをやってる感じがにじみ出てたよね」と流れるような悪態だ。

 息つく間もなく「女であることを売りにして、今まで生きてきたんだろうなっていうのがプロレスでも出ちゃってるよ。泣いたら許されるみたいなとこあるでしょ。なんかぬるいなって…。壇上でしゃべっている言葉もぬるかったよ」と不適切にもほどがある言葉を並べた。

 改めて今回の大賞を「結局プロレスっていうのは超絶マイナースポーツで、長いものに巻かれないとやっていけないのかなと改めて痛感したよ」とわざとらしく残念がる。それを踏まえて「でも俺はそういうダサい生き方はしたくない。あくまでプロレスラーとして生きてるから。そういう意味で、試合の部分で評価されたのはMVPよりも価値があると思うよね」とようやく喜びの言葉を口にした。

インタビューに応じるOZAWA
インタビューに応じるOZAWA

 なお、OZAWAには特別に副賞としてカステラが贈られた。昨年11月、本紙にカステラを贈るもMVPを逃して「カステラ、返せ!」と連呼していたOZAWAへの配慮からだ。だがこれに「確かに言ったけどさ、本当に返せって意味じゃないから! MVPとして返せって意味だったから!」となぜか激高。さらに「そういう忖度はできないの? 東スポは忖度するところがおかしいんだよ!」と叫んで、関係者の口にカステラを押し込むと「賞金が本当に振り込まれたか確認してくるわ」と吐き捨てて会場を後にするのだった。