新日本プロレス4日東京ドーム大会で、棚橋弘至(49)がオカダ・カズチカ(38=AEW)との引退試合に敗れ完全燃焼。約26年の現役生活にピリオドを打った。
暗黒時代にあった団体を再建し、エースとして、社長として団体を支え続けてきた「100年に一人の逸材」。その偉大なキャリアの最後の試合は、過去に3回東京ドームのメインイベントを張り、2010年代の新日本人気V字回復を象徴したオカダとの〝黄金カード〟となった。
チケットは早々に完売し、東京ドームには超満員札止めとなる4万6913人が詰めかけた。棚橋が花道に姿を現すと、会場からは割れんばかりの大歓声が巻き起こり、試合開始のゴングと同時に特大の「棚橋」コールがこだました。
現在は米メジャー団体・AEWのトップで活躍するオカダに対し、棚橋はキャリアの集大成をぶつけていった。場外へのハイフライアタックを発射したかと思えば、オカダのレインメーカーを切り返し掟破りのレインメーカーを決めるなど引退するとは思えない動きを披露した。
オカダのレインメーカーを浴びてもカウント2で肩を上げた棚橋は、柴田勝頼のPKから中邑真輔のボマイェと、かつて「新・闘魂三銃士」と呼ばれた盟友たちの得意技を連発。必殺のハイフライフローをさく裂させる。
これはカウント2で返されると、今度はスリングブレイドからドラゴンスープレックスを発射。背中へのハイフライフローから再びハイフライフローで勝負に出たが、ヒザで迎撃されてしまい決定打は放てない。
激しい打撃戦からドロップキックを浴びた棚橋は、ツームストーンパイルドライバーを狙うが何とデスティーノで切り返されてしまう。さらにレインメーカーを浴びて万事休すかと思われたが、執念でキックアウト。オカダの足をつかんで立ち上がろうとしたが、最後はレインメーカーポーズからのレインメーカーを浴びてついに力尽きた。
敗れたものの2人の大激闘に超満員の東京ドームは熱狂。日本プロレス史に残る名勝負が、棚橋最後の戦いとなった。













