フィギュアスケート女子で2025年世界選手権銅メダルの千葉百音(木下グループ)は〝葛藤〟と向き合い、夢舞台への切符を勝ち取った。
2026年ミラノ・コルティナ五輪の出場を目指すにあたり、グランプリ(GP)シリーズで2連勝したが、GPファイナルではフリーの失速が響いて5位に終わり、黄色信号が灯った。その後は「正直、気持ちの浮き沈みが激しくて、不安が少し消え去ってはまた来てみたいな繰り返しだった」とメンタル的に厳しい状況だった。
ただ、千葉は負けなかった。五輪の代表最終選考会を兼ねる全日本選手権最終日(21日、東京・国立代々木競技場)のフリーでは冒頭の3回転フリップ―3回転トーループを着氷。細かいミスはあったものの、141・64点、合計216・24点で3位に入った。「ここまで自分がやれること全てを懸けてきた。それを気持ちとしてしっかり出せたのがうれしい」と頰を緩めた。
演技終了後には日本スケート連盟が五輪の内定選手を発表。千葉も名を連ね、初の五輪出場が決まった。記者会見では「夢だった五輪出場がかなってうれしい。五輪では悔いのないように、両方(ショートプログラム、フリーで)納得できるように、1日1日成長していると思えるような練習をしたい」と気を引き締めた千葉。ノーミスの演技を目指し、引き続き努力を続けていく。













