F1レッドブルで来季からテスト兼リザーブドライバーに降格する角田裕毅(25)を巡って、再来年の2027年の進路を米モータースポーツ専門メディア「ビヨンドザフラッグ」が最新動向を踏まえて特集した。

 角田はひとまず来季はF1の正ドライバーとしてのシートは失い、裏方からチームを支えつつ、27年のF1復帰を目指すことになる。

 同メディアは「角田裕毅の2027年の3つの可能性のある着地点」と題して、今後の進路を展望した。

「26年はF1にとって大きな契約の年となる予定で、来シーズンのグリッドに並ぶ22人のドライバーのうち14人の契約が年末に満了する予定だ。角田とその関係者は、特にいくつかのチームにとって魅力的な候補者となる可能性があるため、来シーズンの早い段階で予備交渉を開始するかもしれない」と、シーズン早々に角田陣営が移籍に向けて動き出すと指摘する。そして具体的な候補をこう挙げる。

 まずはアストンマーティンだ。「ホンダは来シーズンからアストンマーティンと提携することになり、将来的に角田を起用する道が見つかるかもしれない。フェルナンド・アロンソの将来は不透明であり、ランス・ストロールの契約終了日も明確ではないため、27年に向けて両方のシートが空席になる可能性がある。マックス・フェルスタッペンが間違いなく最初のターゲットとなるだろうが、このオランダ人選手と契約できなかった場合、ホンダからのプレッシャーも加わり、チームは角田に頼ることになるかもしれない」と予想した。

 次に挙がるのがアルピーヌ。「フラビオ・ブリアトーレのフランコ・コラピントへの信頼は低下する見込みで、コラピントは27年に向けて変化を求めるかもしれない。もし期待に応えられなければ、彼は交代させられる可能性が高い」とした上で「角田と彼の周辺は、アルピーヌを注視しているはずだ。おそらく、彼にとってF1復帰の最高の機会となるだろう。彼はアルファタウリで2シーズンを共に過ごし、ピエール・ガスリーと良好な仕事関係を築いていることをすでに証明している」と強調する。

 そして最後に「インディカー」と同メディアは予測。「ホンダの影響力はF1以外でも依然として強く、多くのドライバーがF1を終えた後にたどり着く場所、インディカーへと彼を導く可能性がある。ホンダは数十年にわたりデイル・コイン・レーシングと提携しており、メーカーがシリーズ契約を延長することを条件に、25歳(角田)と契約するよう圧力をかける可能性がある」と北米最高峰の舞台も選択肢になると指摘した。

「来シーズン終了後に多くのドライバー契約が満了を迎える中、角田は幸運に恵まれるかもしれない。この機会を捉えて復帰の糸口をつかむことは間違いないだろう」と、同メディアは角田が27年にF1復帰を果たすと有望視している。