阪神・森下翔太外野手(25)が14日に兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億3200万円増の年俸2億1000万円でサイン。球団史上最速となる入団4年目での2億円到達となった。もはや暖冬を通り越し〝灼熱の冬〟とも呼ぶべきウハウハ査定に沸く猛虎。大トリ更改が予想される「あの男」の査定額にも注目が集まる。
今季年俸の7800万円から大幅アップをもぎとった森下は「球団が選手ファーストで考えてくれているのは、いろいろな人の提示額を見ても感じることができる。来季も全員がいい表情でシーズンに入れると思います」と納得の表情。選手の待遇に定評がある〝ホワイト球団〟阪神だが、今オフは周囲の予想をさらに上回るサプライズ査定が続く。
投手陣では最多勝、最高勝率、最多奪三振の投手3冠に輝いた村上が2億3000万円。エースリリーバーの石井は2億円ジャストで来季の契約にサインした。野手陣に目を向けると、国内FA権を取得した1番打者・近本は権利を行使しない形で5年総額25億円の大型複数年契約を締結。2番・中野も2倍超の増額で年俸3億円に到達した。
そしてこの日、若き虎の3番打者・森下も晴れて2億円プレーヤーの仲間入り。こうなるとやはり気になってくるのが、今後に控える4番・佐藤輝明内野手(26)の契約更改の場で提示される金額だ。
昨季はキャリア最低の16本塁打に終わり、プロ5年目となる今季契約を1億5000万円で更改した。そして今季は40本塁打&102打点でセ・リーグの打撃2冠。両部門のタイトルはいずれも自身初となっただけでなく、チームを2年ぶりのリーグ制覇に導いた功績も高く評価され、リーグMVPとベストナイン(三塁手部門)にも輝いた。
ウイークポイントだった内野守備も劇的に向上し、同じく三塁部門でゴールデン・グラブ賞に選出。計5冠に君臨したチーム最大の功労者だけに、来季年俸の最低ラインは3億5000万円以上と推測することが妥当だろう。プロ6年目にして、チームの大卒生え抜き野手としては最高額となる鳥谷敬(2015~19年)の年俸4億円に並ぶことすら夢ではない。
阪神では長く「生え抜き長距離砲の育成が苦手」と指摘されてきた。しかも、左打者に不利とされる甲子園球場をホームに「伝説の助っ人」ランディ・バース(47本塁打、1986年)以来となる本塁打王に輝いた歴史的意義も極めて大きい。タイトル同様に、分厚い札束もワシづかみにする規格外の冬が間もなくやってくる。
(金額はすべて推定)












