F1レッドブルの角田裕毅(25)が、今季最終戦アブダビ・グランプリ(GP、決勝7日)で見せた数々の感動シーンがF1公式サイトの感動名場面に選出された。

 角田は来季正ドライバーとしての契約を失い、テスト兼リザーブドライバーへの降格が発表されていた。アブダビGPはひとまずF1での〝ラストラン〟となったが、コース外で見せた場面が脚光を浴びている。

 F1公式サイトはアブダビGPにおける8つの名場面を取り上げた。その中でラストランとなった角田をピックアップ。「感動的な別れ」と題した上で「角田の新たな章 アブダビは、2026年にチームのリザーブの役割に就く前の角田にとって最後のレースとなった。角田には、スタート前にガレージを訪れた熱心なファンの何人かからのサポートもあった」と強調した。

 まず角田の激励に訪れたのが「ワイルドスピード」シリーズなど数々の人気映画に出演してきた大物俳優ジェイソン・ステイサムだ。トップモデルで女優のエミリー・ラタコウスキーを引き連れて、角田のもとを訪問。もともと角田がステイサムのファンで以前にも対面したことがあり、決勝を前に再会となった。

 大のF1好きのステイサムも角田がお気に入りの様子で、同サイトは「彼にふさわしい見送りをした。どちらがよりスターに感激したかは想像もつかない!」と2人とも興奮して喜ぶ光景や、ステイサムが角田に活を入れるシーンなどを紹介した。「来季はサードドライバーとなる角田は、パドックで活躍することだろう。今から彼の姿を見るのが待ち遠しい!」と当面は黒子役で注目されると予測した。

 また「この週末で最も心温まる瞬間の一つは、レース後に角田がグリッド上の親友ピエール・ガスリー(アルピーヌ)とヘルメットを交換した時だった。会場の誰もが涙を流さずにはいられなかったことは間違いないだろう!」。以前に同僚だった盟友との感動ツーショットも世界中で注目の的になった。

 ひとまず正ドライバーとして走ることはなくなる角田だが、インスタグラムのフォロワー数は400万人超えと絶大な人気を誇るだけに、来季もF1の舞台を脇役として盛り上げそうだ。