F1レッドブルの角田裕毅(25)へのまさかのアクシデントを巡って、〝不可解裁定〟が波紋を広げている。

 角田は正ドライバーとしては今季限りで解雇されることが発表され、来季はテスト兼リザーブドライバーへの降格が発表された。

 今回のアブダビ・グランプリ(GP)がひとまずはF1で〝最後〟の舞台となる中で、6日に行われたフリー走行3回目(FP3)では、通常では考えられないアクシデントに見舞われた。

 コース上へ向かうためピットレーンを走行していると、ピットに待機していたキミ・アントネッリが突如飛び出してきて角田のマシンに激突。大きなダメージを受けた角田は、旧型仕様で戦うはめになった。

 メルセデスのチームスタッフがピットレーン上の安全確認を怠り、アントネッリまで注意不足だった凡ミスで、角田やレッドブルに大きな損失を出す結果となったが、メルセデスへのペナルティーは1万ユーロ(約180万円)のみ。アントネッリはおとがめなしで、メルセデスもレースには何の影響もない裁定内容となったことから、大きな議論を呼んでいる。

 ファンの間ではネット上で「角田とアントネッリのピットレーン上のアンセーフリリース あのせいで角田は予選を旧型フロアに戻して戦わなければならなかった…メルセデスに罰金1万ユーロ?ってあまりに軽すぎじゃないか? 角田の一つの節目となるレースを台無しにされた」「メルセデスには罰金のみってなんなんだこりゃ。もし加害者が角田だったら10グリッド降格ペナルティは避けられなかったと思うようなひどい貰い事故」「ピットレーンでの角田選手へのアントネッリミサイルのペナルティがチームへの180万円の罰金のみって、角田選手にとってはただのやられた損では」などと不可解裁定に疑問が噴出している。

 不利な状況の中で、角田はひとまずF1での〝ラストラン〟となる7日の決勝で快走を披露できるか。