F1レッドブルの角田裕毅(25)が4日、来季の正ドライバー解雇が決定後初めて公の場に姿を見せ、衝撃の内情を〝暴露〟した。

 レッドブルは2日に来季のドライバー編成を発表し、角田は今季限りでF1ドライバーとして契約解除が決定。来季はレッドブルでテスト兼リザーブドライバーに降格することになった。

 5年間守り続けたF1シートの座を失った角田は、今季最終戦のアブダビ・グランプリ(GP、決勝7日)へ向けて現地に入り取材対応。降格決定後、初めて公の場で電撃人事について口を開いた。

 英モータースポーツ専門メディア「モータースポーツウィーク」がその様子を伝え、まず解雇の知らせを受けた瞬間について角田は語った。「もちろん、がっかりして腹が立っているよ」と本音を吐露。「その知らせの受け取り方は、レース直後にヘルムート(マルコ博士)から直接伝えられたんだ」と明かした。

 さぞやショックかと思いきや「意外にも大丈夫なんだよね。いや、大丈夫じゃないけど…まあ、ある程度は平気。この日(知らせを受けた日)の後も、いつも通り朝食を注文したし、同じメニューを頼んだんだ」と落ち込んだ様子はないことを強調する。

 そして、報道陣から「後から考えれば、他の選択肢を検討したか」との問いに、角田はこう答えた。「選択肢はなかったんだ。契約が存在していたので、できることは限られていた」と他チームとの交渉は、レッドブルとの契約が足かせになってできなかったという。さらに「外部から数件のオファーはあったが、契約上、実際に彼らと交渉することは許されなかった」と内情を〝暴露〟した。

 内心ではじくじたる思いだっただろうが、角田は冷静に受け止めており「だからこそ、レッドブルのシートに全力を注げた」と他チームと交渉できなかったことにも後悔はないと気丈に語る。「何と言ってもここ数年、レッドブルファミリーこそが最優先だった。僕が成長した場所でもあるからね。そういうことさ」とレッドブルへの忠誠を口にした。

 角田の爆弾発言はさっそく衝撃が広がっており、同メディアは「角田はレッドブル以外のチームから関心が示された事例があったと明かしたが、契約が潜在的な交渉を阻んでいた」などと伝えている。

 角田は将来的にF1復帰を果たせるのか。まずは今季最終戦で爪痕を残したいところだ。