F1アストンマーティンに〝奇跡の復活〟はあるのか――。
アストンマーティンは開幕からトラブル続きで、3戦を終えて完走がフェルナンド・アロンソによる1回のみで、常に最下位争いと深刻な不振が続いている。さらにエイドリアン・ニューウェイ代表が会見でホンダ批判を展開するなどチーム内も空中分解の危機に瀕している。
そうした中、F1はイラン情勢による中東ラウンドの中止で1か月以上の中断を経て、いよいよ今週末のマイアミ・グランプリ(GP、決勝5月3日=日本時間同4日)で再開する。再建する時間はたっぷりとあっただけに、アストンマーティンが奇跡的な復活を遂げるのか注目されている。
欧米のスポーツを扱う国際的なモータースポーツ専門メディア「クラッシュ」は「アストンマーティンは、ホンダの対策に対する〝奇跡的な〟期待を抑えている」と指摘する。
雲隠れを続けるエイドリアン・ニューウェイ代表に代わってマイアミGPへ向けた会見に出席した。技術部門ディレクターのマイク・クラック氏は、中断期間のホンダとの共同作業について「非常にうまくいった」と手応え。「その観点から言えば、私たちが協力して行った作業は前進につながり、今後は制約がますます少なくなっていくと思う。メルボルンと上海での状況を振り返ってみると、これらのレースがどのように進行したかについて、すでにすべての詳細を検討した。信頼性と振動の面で明確な進歩が見られると思うので、ここでもさらなる進歩を期待している」と前向きに語った。
ただ一方で、劇的な進化を期待することは現状で酷だと冷静に分析。「マイアミでミラクルが起こることを期待してはいけないとも言ったが、まさにその通りだ。つまり、我々は信頼性と性能の両面で着実に改善を進めているが、競合他チームも同様に改善を進めていることを忘れてはならない」とクギを刺す。「これは育成競争であり、シーズンが始まると、追いつくのは非常に困難になる」としばらくは最下位争いが続くとの見解を示した。












