F1レッドブルの角田裕毅(25)が、今季の最終戦アブダビ・グランプリ(GP)で〝魂の走り〟を披露した。

 今季限りで正ドライバーとしては解雇され、来季はテスト兼リザーブドライバーへの降格が発表された角田。今回のアブダビGPがひとまずはF1で〝最後〟の舞台となる。

 だが、フリー走行では相変わらず操縦しづらいマシンに苦戦。さらに6日のフリー走行3回目(FP3)では、まさかのトラブルに巻き込まれる。ピットレーンを走行していると、ピットに待機していたキミ・アントネッリに対してメルセデスのチームスタッフが角田が来ている確認を怠り、ゴーサインが出されてしまい、勢いよくレーンに飛び出して衝突。角田のマシンは大きなダメージを受けてしまった。この影響により、角田はマシンを以前の仕様に戻さざるを得なくなった。

 そんなビハインドがあって直後の予選では苦戦が予想されたが、角田は執念の走りを続けて予選3回目(Q3)に進出を果たす。しかも予選を通じて、タイトル争いがかかるマックス・フェルスタッペンにスリップストリームによるアシストを命じられ、自身のアタックは〝二の次〟となる厳しい条件下での躍進だった。

 角田にとっては逆風ばかりの中で、Q3進出の10番手という激走にファンは熱狂。SNS上では「角田くん本当に凄い。犠牲になりまくっても全く諦めていなかった。完全に不利な状況で不貞腐れず自分の人生に集中してる。こりゃ凄まじい」「フロアが壊れているかもしれない中、魂の走り!」などと絶賛する声が相次いだ。

 さらに「角田くん!!(泣)よくやったね 泣けてくる」「マジで泣く 角田くんありがとう」とファンの号泣コメントが続出。角田が駆るマシンの姿に対して「ホンダ最後のレースでこの〝顔面〟見せられたら 日本人全員泣くしかないやろ…Honda PU最終戦でこの顔が最後に見られるなんて 最高の別れ方すぎて言葉が出ない ありがとう角田、ありがとうホンダ」と感激の声も上がっている。

 角田が〝ラストラン〟となる7日の決勝で、さらなる感動を呼ぶ走りを見せられるか。