ドジャースの補強ターゲットに〝MLB屈指の大物便利屋〟が急浮上した。米専門サイト「ドジャース・ネイション」によれば、ドジャースがカージナルスのブレンダン・ドノバン内野手(28)の獲得に「本気モード」で動き出しているという。内外野を自在に守れるユーティリティー型の強打者で、今オフのトレード成立の確率は「75%」とも伝えられている。

 ドノバンは2022年にメジャーデビューし、いきなりゴールドグラブ賞を獲得。今季も118試合で打率2割8分7厘、10本塁打、50打点と攻守に存在感を示した。メジャー4年目ながらキャリアは安定しており、打率は常に2割後半をキープ。4年間で通算40本塁打、OPS.772を記録するなど実績十分のユーティリティーだ。左翼、二塁、遊撃と幅広く守れる点もドジャース向きとされる。

 一方で韓国メディア「OSEN」は、ドジャースのドノバン獲得案が浮上したことで、ドジャースの韓国人メジャーリーガーであるキム・ヘソン内野手(26)が割を食う可能性が高まっていると指摘。今季メジャー1年目で71試合に出場し、打率2割8分、3本塁打、17打点、13盗塁と持ち味の機動力と堅守でチームに貢献。ワールドシリーズ優勝も経験したが、立場は安泰とは言い難い。

 目下のドジャースは高齢化した打線のテコ入れが急務。大谷翔平投手(31)、フレディ・フリーマン内野手(36)、ムーキー・ベッツ内野手(33)ら主力組は30代が中心で、リーグでも屈指の「ベテラン化」が進む。さらなる得点力アップを目指す中、経験値の高いドノバンに白羽の矢が立った形だ。

 もしドノバン加入となれば、同じく複数ポジションをこなすキム・ヘソンは「完全に被る」存在。放出候補として名前が挙がるのも無理はなく、複数の米メディアも「ヘソンのトレードの現実味が増している」と報じている。

 果たしてドジャースは〝万能戦士〟を本当に呼び寄せるのか。それともヘソン残留の道はあるのか。両ユーティリティーを巡る補強戦線は、注目ポイントとなりそうだ。