中日の柳裕也投手(31)と松葉貴大投手(35)が3日にナゴヤ球場で契約更改交渉を行った。柳が年俸2億円プラス出来高の3年契約で、松葉も年俸1億円の複数年契約でそれぞれサインした。

 来季も先発陣の一角として期待されている2人だけにFAでの流出を阻止できたことで、チームとしても一安心。柳が「ドラゴンズで頑張って優勝したい」と力を込めれば、松葉も「ドラゴンズで優勝したいという気持ちが強くなったので決断しました」とV奪回への熱い思いを口にした。

 本拠地・バンテリンドームは来季からホームランウイングが導入され、本塁から右中間、左中間までの距離は116メートルから110メートルに短縮される。中日投手陣にとっては、職場環境が大きく変化するだけに今オフ最大の関心事。狭くなる球場でどのような投球をするか――。柳と松葉も頭の中でシミュレーションを開始している。

 柳は「バンテリンドームで逆方向にホームランが打てるバッターは数少ない。そういう意味ではアウトコースに逃げることができた球場だと思うんですけど、来年から狭くなるということで、逃げ道がなくなる」と分析。「より狭くなるからこそインコースが大事なんじゃないかと個人的には思います」とあらためて内角へのコントロールを重要視するつもりだ。

 一方、松葉は「もう少し平均球速を上げていかないといけない」とスピードアップが絶対に必要と考えている。「球場も狭くなりますし、そういう中で生き残っていけるのは三振が多く取れる投手。どこの球場も狭くなっていく中で、必要な能力に間違いなくなってくると思う。その数字を少しでも上げる意味でも球速という部分は必要になる一つの要素」と30代後半からの球速アップに取り組んでいくつもりだ。

「毎年、規定投球回と2桁(勝利)は目標にしている」という柳と「来年は5完投を目指して、必ず目標を達成したい」という松葉にとって、ホームランウイング対策はクリアしなければならない課題となりそうだ。

(金額は推定)