ソフトバンク・上茶谷大河投手(29)が2日に福岡市内の球団事務所で契約更改に臨み、800万減の3100万円でサインした。今季はシーズン序盤に「右肘関節クリーニング術」を受けるなど出遅れ、結果的に登板は8試合にとどまり、防御率も6・92と思ったような成績を残せなかった。
上茶谷は席に座ると「当たり前にダウンです」と一言。不完全燃焼だった移籍初年度シーズンに唇を噛んだ。それでも「環境が変わって、自分が変わるきっかけにもなった1年だった」と福岡の地で受けた刺激を明かした。
シーズン序盤はリハビリ組として、ファーム施設で汗を流していた右腕。筑後の若手選手に加えて、同じくリハビリ組にいた主力級の選手の練習姿勢などを目の当たりにして「みんなの姿を見て変わりましたね」と触発された。
来季は先発として激しい競争に加わることになるが、その中で右腕が気にかけた数字がイニング数だ。今季盤石だった救援陣の存在も考慮しながら「最低6(イニング)はいきたい」と具体的な数字を挙げ「イニング数はたくさん投げたいと思っている。そのために一個一個の球種の精度を上げていかないと」と気合を入れた。
ムードメーカーとしてチームに与えた好影響は計り知れない。それでも当然求めるのは「1人の野球選手」としてのチームへの貢献だ。今季を「ダメでしたね」と振り返りつつ「実はまだ本気出してないので、来年出します」とユーモアを交えながら語った背番号64。「来年こそ連覇に貢献できるように」という言葉通り、強い覚悟で来季へ挑む。
この日は山本恵大外野手(26)が350万増の900万円、木村光投手(25)が650万増の1300万円、渡辺陸捕手(25)が720万増の1500万円、尾形崇斗投手(26)が1300万増の2700万円でサインした。(金額は推定)












