阪神・湯浅京己投手(26)が1日に兵庫・西宮市の球団施設で契約更改。2300万円アップの年俸6000万円でサインした。(金額は推定)

 国指定の難病「黄色靱帯骨化症」から復活を遂げた今季は、8月にリフレッシュを兼ねた登録抹消も挟みながらも、目標としていた40試合登板を達成。中継ぎとして2勝2敗22ホールド、防御率2・52をマークした。「体と相談しながらの日々でしたが、体のことを気遣っていただきながらやらせていただいたので。ものすごく感謝しています」

 過酷なリハビリを経て4月29日の中日戦(バンテリン)で一軍に復帰し、優勝が決定した一戦でもマウンドに上がった。シーズン中は主治医とも密に連絡をとり「歴史を塗り替えてくれている」とも励ましを受けたという。右腕は「自分自身も病気に対して力になれることはあると思う。これからも役に立てるならなんでも情報を提供したいです」と同じ病気を抱える仲間への思いを口にした。

 ただ術前と同じ感覚とはいかない部分も残っている。「手術前と後で真っすぐの感覚はあまり納得いかない部分が多い」とし、「疲れやすさも感じますし、手術した部分は周りも含めて固くなりやすいです」と現状を明かす。だからこそ元に戻すのではなく、新たな投球を探っていく覚悟だ。「戻したいとは一切思わないです。もっといいものをつくるためにフォームだったり動作を考えながらやっていきたいです」

 来季に向けては「(タイトルも)狙えるなら狙いたいですし。1年通していい場面で投げられるように、チームに貢献出来たらいいなと思います」と意気込んだ。難病から這い上がったリリーフ右腕。来季もブルペンからチームを支える。