後輩も手本に来季こそ──。ソフトバンク・上茶谷大河投手(29)が、ある年下右腕を参考に来季復活を狙う。

 今季はシーズン終盤に救援で8試合に登板したが、防御率6・92と思うような結果を残せず。不本意な移籍初年度となった。来季は先発として激しい競争に挑むが、そんな右腕が参考にしている〝年下右腕〟がいるという。それが同僚の大津亮介投手(26)だ。

 大津は前半戦こそつまずいたが、7月下旬から6勝を記録すると、日本シリーズでも阪神相手に好投し勝ち投手に。上茶谷は「投球スタイルが好きですね。(大津は)もっと勝てると思う。(変化球が)多彩で精度もあって、スピードも出そうと思えば出せる」と技巧派右腕の強みを説明した。

阪神との日本シリーズでも好投を見せたソフトバンク・大津亮介
阪神との日本シリーズでも好投を見せたソフトバンク・大津亮介

 シーズン中からやり取りは多く「いろいろ教えてもらってます。僕は何も教えてないです。一方的に聞いてます」と謙遜した上茶谷。大津に聞くと「結構、聞かれます」と口元を緩めたが、逆に先輩からのアドバイスも多くあったという。

 日本シリーズではDeNA時代の経験も交えながら「阪神打線にはチェンジアップが絶対有効」と助言を受け、好投の一因となった。「シーズン中からお互いにアドバイスしあってました」と今後も〝相互強化〟で高めあう構えだ。

 年下右腕の投球も参考に挑む来季。先発で勝負する意欲は「(先発が)一番力が発揮できる、一番自分が出せる」という思いからだ。2018年にDeNAからドラフト1位指名を受け、来季でプロ8年目。この日は同じくハマのドラ1の浜口が現役引退を発表した。「悔いはない」とスッキリとした表情で語った先輩左腕の分まで、鷹で存在感を示すための準備を進める。