来季も正遊撃手の座は譲らない――。巨人・泉口友汰内野手(26)にとって、2025年は文字通りの「ジャンプアップ・シーズン」となった。
プロ2年目の今季は開幕二軍スタートを強いられたが、4月4日に一軍登録。終わってみれば昨季よりも約2倍の133試合に出場し、存在感を発揮した。特に打率では規定打席到達でプロ初の3割超えを果たし、リーグ2位の3割1厘。初タイトルには一歩及ばなかったとはいえ広島・小園と最後まで首位打者を争い、大きな飛躍を遂げた。チーム最多安打となる154安打をマークした一方、正遊撃手として好守を見せるなど攻守両面でインパクトを残した。
シーズン終了後には「想像もしていないようなシーズンでした」。その上で「(打率が)3割いったっていうことは、すごく自信になりましたけど…。ここで打ったら本当に勝利に近づくようなところで、結構打てなかったなという印象は自分の中ではある」と大台到達を喜ぶ半面、悔しさもにじませていた。
もともと守備力には定評があった。では、なぜ打撃で今季大ブレークを成し遂げられたのか。その理由の1つに打席での〝意識改革〟が挙げられるという。球団関係者の1人は「5月から目つきがガラッと変わった」と断言。続けて「(一軍合流後の)4月から、ここまで打席に多く入ってきたことが自信につながったというのもあると思うが…。(5月以降は)『自分が対戦投手から、どう見られているのか』を意識しながら打席に入っているのが、大きく成長した一つの要因だと思う」と詳細に分析した。
特に今季は大阪桐蔭時代の後輩である横川凱投手(25)と「相手の配球」について議論を交わし合い、状況に応じて投手目線での助言ももらうなど打者として得たプラス要素は格段に大きかったようだ。
前出関係者も「配球っていうのは、ところどころに〝だまし〟がある。それに気付いて『打者と投手の駆け引き』について横川と議論し合っている姿を見ると野球が見えてきたっていうか、勝負してるなという感じがする。来年もこの調子でいけば、首位打者のタイトルを獲得できると思う」と太鼓判を押す。
来季も泉口はGの正遊撃手として「3年目の大成長」を遂げる。












