巨人に激震だ。球団は桑田真澄二軍監督(57)が今季限りで退団すると28日に発表した。リーグ3位に沈み、二岡ヘッドコーチ、駒田三軍監督に続いて、またしても組織の要職が変更。桑田二軍監督の電撃退団は何が引き金となったのか――。

 桑田氏は2021年1月に当時の原監督に招へいされ、一軍投手チーフコーチ補佐として現場復帰。その後は一軍投手チーフコーチ、ファーム総監督を経て24年から二軍監督に就任した。今季はイースタン・リーグで80勝44敗2分けで2位・西武に8ゲーム差をつけ、2年ぶり29度目の優勝を果たした。

 前日27日に宮崎でのフェニックス・リーグを終えて帰京した桑田氏は、球団側と面談。球団からは来季のフロント入りを打診されたものの固辞し、退団を申し入れた。この日は加藤健二軍バッテリーコーチの退団も発表。二岡ヘッドらも球団を去り、主要ポストを務めた人材が大幅に刷新されるオフとなっている。

 桑田氏は前日まで宮崎で指揮を執っていただけにより大きな衝撃となったが、なぜこうした事態になったのか…。

 関係者の話を総合すると、球団側は桑田氏に対してV逸の一因が若手の伸び悩みにもあったと指摘。一方、桑田氏は二軍とはいえ優勝、泉口や中山、森田らを一軍に送り込むなど育成に一定の手応えをつかんでいたという。この「若手育成」に関する認識の違いが双方の間で起きていた模様だ。

 桑田氏にとっては、ファーム総監督時代から掲げていた長期的なファーム改革がようやく形になってきたところ。球団側の事実上の解任通告には、退団という形で応じるしかなかったとも考えられる。

 来季が3年契約最終年となる阿部監督にとってはまさに勝負の年。リーグ連覇も日本一奪回も果たせなかったチームは、大きな変革期を迎えそうだ。