ドジャースが2年連続のワールドシリーズ(WS)制覇を成し遂げ、再び年俸制限を巡る論争が過熱しそうだ。

 デーブ・ロバーツ監督(53)がWS前に発した「あと4勝して本当に野球を台無しにしよう」が現実のものとなった。ドジャースは大谷や山本、昨オフはスネルらの実力者に巨額な資金を投入して獲得。財政力は各球団によってまちまちで、〝アンチ〟からはかねて「金に物を言わせて野球を台無しにしている」と反発を招いていた。それを逆手に取った指揮官がユーモラスに反撃した格好となったが、ブルージェイズとの激闘の末、再び世界一の座についた。

 米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は2日(日本時間3日)、すでにSNSを中心に論争が再燃し「ドジャースはWS王者か買収者か。ファンが議論を戦わせている」と伝えた。

 ただ、同メディアは「お金があれば優勝できるわけではない。そうであれば3億4240万ドルという巨額の年俸を抱えるメッツはWSに出場している。3億520万ドルのヤンキースは16年ぶりの優勝を狙っていないだろう」とバッサリ。「しかし、ドジャースが再びWSを制したことで批評家たちは再び騒ぎ立てるだろう。彼らはただ金をばらまき、次々とビッグネームを獲得しているだけだと」と皮肉った。

 ちなみに米国内のSNSには「またしても買収されたWS優勝おめでとう」といった嫌みや「ロックアウトとサラリーキャップの導入を急げ」と制度改革を求める声、「彼らは『野球を台無しにしている』王者だ(笑い)。でも、おめでとう。勝つために金を払っているんだから」と否定しているのか肯定しているのか分からないものまで、さまざまな主張が並んでいるという。

 多くのスター選手を抱えるドジャースには今後も厳しい目が向けられそうだ。