強すぎるチームには、ベンチの〝口〟まで滑らかになるようだ。ナ・リーグ東地区首位を快走するブレーブスが6日(日本時間7日)、本拠地トゥルイスト・パークでマーリンズに11―3で大勝。3連戦をスイープして今季最長の8連勝とし、70勝45敗で2位フィリーズに8・5ゲーム差をつけた。

 主役はロナルド・アクーニャ外野手(28)だった。3回に左中間へ10号2ランを放つと、8回にも右翼へ11号ソロ。この日は2本塁打をマークし、チームの勢いをさらに加速させた。最初の一発はマーリンズの外野手2人が打球を追って交錯し、グラブに当たったボールがそのままフェンスを越える珍プレー。勝利の流れまでアトランタ側に転がり込んでいるかのような一戦だった。

 そして試合後、アクーニャが放ったひと言が爆笑を誘った。米メディア「ヘビー」によると、この日スタメンを外れ、6回から途中出場した親友のオジー・アルビーズ内野手(29)について、翌7日のヤンキース戦を前に「彼には明日試合に出てほしい。ずっとしゃべりっぱなしだったから」とニヤリ。休養日にもベンチでにぎやかだった盟友を容赦なくイジった格好だ。

 アルビーズは今季、ここまで115試合に出場。アクーニャとはメジャーデビュー当初から同じユニホームでプレーし、親しい関係で知られる。それだけに遠慮のない〝愛あるツッコミ〟は米国でも格好の話題となり、米スポーツ専門局「ESPN」の看板番組「SportsCenter」でも同日、ホットトピックスとして取り上げられた。

 笑いが生まれるのも無理はない。ブレーブスは球宴明け20試合で15勝5敗。勝率7割5分は162試合換算で121・5勝、四捨五入すれば実に122勝ペースに相当する。シーズン通算では70勝45敗の勝率6割9厘で、こちらは約99勝ペース。つまり「110勝ペース」ではないが、後半戦だけを切り取ればそれを大きく上回る異次元の進撃だ。

 ESPNも「クラブハウスの雰囲気は明らかに非常に良い」と指摘。70勝45敗はMLBでも2番目の好成績。8連勝、球宴後ナ・リーグ最高の15勝5敗、そして地区独走。アクーニャの爆笑発言は、今のブレーブスに漂う余裕と一体感を象徴するひと幕となった。