ワールドシリーズ(WS)第7戦まで戦ったブルージェイズは、あと一歩のところで32年ぶりの優勝を逃した。

 5戦目を終えた時点でドジャースに3勝2敗と勝ち越し、世界一に王手。残すは本拠地トロントでの試合だけとなったが、まさかの連敗を喫して涙をのんだ。しかも最終戦は9回一死まで1点をリード。しかし、ロハスのソロで同点に追いつかれ、延長11回にスミスに決勝ソロを浴びて万事休した。

 ドジャースのWS連覇に大きな注目が集まる一方、悲劇的な最後を迎えたブルージェイズについて、米メディア「クラッチポインツ」は2日(日本時間3日)、「史上最も胸が張り裂けるWS敗戦の中でどこにランクされるだろうか」と独自にランキングした。

 その中で今回の敗退劇は3位。相手にとって不足のないドジャースを「野球界の悪役となった。2025年シーズン開幕前は、ほぼ無敵とみなされるほど無限に近い年俸総額を誇っていた」と表現した一方、「ブルージェイズは想像を絶する快挙を成し遂げ、素晴らしいWSでロサンゼルスを破りかけた」。ただ、最終的に山本らドジャースの投手陣に阻まれ「ブルージェイズはWS第7戦で最多残塁記録に並んだ。野球界は彼らの勝利を願っていたが、あと一歩及ばず、悪役であるドジャースが2000年以来初の連覇を達成した」と伝えた。

 なお、1位には1986年のWSでメッツに敗れたレッドソックスを挙げた。3勝2敗で迎えた第6戦で延長戦に入って2点をリード。その時点でクラブハウスには優勝トロフィーやシャンパンが用意され、スコアボードには「ボストン・レッドソックス 1986年ワールドチャンピオンおめでとう」の文字が…。ところが、失策で痛すぎる逆転負けを喫し、続く第7戦も敗れ「野球史の記憶に最も残る瞬間の一つ」とした。

 また、2位にはWS史上初となる第7戦のサヨナラ本塁打で決着し、パイレーツに敗れた60年のヤンキースを挙げている。