「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が23日に都内で行われ、石垣元気投手(18=健大高崎)は2球団競合の末にロッテから1位指名を受けた。
その瞬間をモニターで見ていた石垣は口を真一文字に結び、あえて感情を胸の内にしまい込んだ。会見では「すごくホッとしてます。いつも(青柳)監督から表情に出し過ぎるなと言われていたのでなるべく抑えていた」とポーカーフェースを貫いた理由を明かし、「(ロッテ出身で現ドジャースの)佐々木朗希選手のようなピッチャーになりたい。(佐々木を)超えられるように頑張りたいです」。ドジャースの一員としてワールドシリーズの舞台に臨む、前ロッテ・佐々木を「大目標」として掲げた。
今月5日に就任したサブロー監督(49)は「僕は即戦力として考えている」と石垣を高く評価。監督就任会見で指揮官は「甘さを取り除いて厳しい練習をして、来シーズン若い選手が羽ばたけるようなチームにしていきたいと思います」とストイックな〝昭和式野球〟でチーム再建を宣言しだばかりが、2007年生まれの若武者との〝化学反応〟に注目が集まる。
石垣は北海道登別市出身。父の和人さんは、4兄弟で唯一道外への進学を決めたときのことを振り返り「うちらが何を言っても本人の気持ちはそう(健大高崎)だった」と、芯の強さを感じたという。その上で「アイツは土壇場とか普通の人が緊張するような場面は大丈夫。心臓が強い」と太鼓判を押す。母・美樹さんも「怒られてもへこたれない。〝なにくそ〟と思うタイプ。全く動じない子なので、(ロッテでも)やってくれると思います」と語った。
一方で、ちゃめっ気たっぷりな一面もある。同校野球部のマネジャーは「投げるときは真剣だけど、マウンドを降りれば人の物を隠したり、驚かせたり『やれやれ』というようないたずらばかりするガキンチョって感じです」と苦笑いしながら明かす。美樹さんも「いたずら好きでとにかく悪い」と打ち明けた。
「(怒られたら)顔に出ちゃいそうだなっていう心配はありますね」(前出のマネジャー)
無邪気な性格を時折のぞかせながらも、屈強な精神力を持ち合わせる。バランス感覚にも優れた令和の本格派右腕はサブロー監督のもと、どんな進化を遂げるのか。実に楽しみだ。












