名古屋のテレビ局関係者の間で「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(11月15、16日=東京ドーム)が注目されている。15日はメ~テレ(テレビ朝日系)、16日はCBC(TBS系)で中継されるが「侍ジャパンと韓国の強化試合は名古屋でかなり盛り上がると思います」(地元放送関係者)と期待が高まっているのだ。

 今回の日韓戦出場メンバーは28人だが、中日からは12球団最多の4人が選出された。最多安打のタイトルを獲得した岡林勇希外野手(23)、最多セーブ賞の松山晋也投手(25)に加えて前回WBC優勝メンバーである高橋宏斗投手(22)、そしてルーキーからただ1人選ばれた金丸夢斗投手(22)といずれもドラゴンズファンに人気のある若手がそろう。それだけに「ドラゴンズの選手がこれだけ出るので名古屋の局としては楽しみ」(メ~テレ関係者)と高視聴率が見込まれている。

 さらにヤングドラゴンズだけでなく、ドジャース・大谷翔平投手(31)の〝波及効果〟も期待されている。18日(現地時間17日)にNHK総合で放送された米大リーグのナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、ドジャース対ブルワーズ戦の視聴率は大谷が3本塁打、7回途中無失点10奪三振と投打で歴史的な大活躍を遂げたこともあり、昼間の時間帯にもかかわらず瞬間最高で世帯20・5%、個人11・5%と高い数字を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 今回の日韓戦には大谷を筆頭にメジャーリーガーは不参加となっているものの、来年3月に開催されるWBCのメンバー選考に向けて重要な意味を持つ試合であることに変わりはない。「前回のWBCで侍ジャパンが優勝した後、〝WBCを見てドラゴンズを見るようになりました〟という視聴者の方が結構多かったんです。大谷選手の活躍が大きかったですね」(CBC関係者)というように、大谷が話題になればなるほど野球人気を後押しする構図ができあがっている。

 25日(同24日)から始まるブルージェイズとのワールドシリーズで大谷が投打で異次元の活躍を見せれば、侍ジャパンへの関心はさらに高まるはず。その一方で中日は2012年を最後にクライマックスシリーズの出場がなく、ドラゴンズファンはずっとさびしい秋を過ごしている。来年のWBC出場につながる韓国戦で4人の中日選手が活躍すれば、少しは竜党の留飲も下がりそうだ。