ソフトバンクは日本ハムとのCSファイナルステージ第3戦(17日、みずほペイペイ)に0―6で零封負け。アドバンテージの1勝を含む通算成績は3勝1敗となり、日本シリーズ進出は持ち越しとなった。

 投打ともに振るわなかった。先発の上沢は126球の熱投となったが、2被弾を喫するなど7回途中6失点(自責5)と粘り切れず。打線は相手先発・伊藤の前に沈黙し、8回まで散発5安打、11三振を奪われた。

 接戦をものにして王手をかけているホークスだが、打線は3試合で5得点とやや低空飛行。小久保監督は「それくらい向こうの投手がいいということでしょう」と自陣に矢を向けることはなかった。

 そんな中で一刻も早い復調が待たれるのが、牧原大成内野手(33)だ。今季はキャリア初の規定打席に到達し、打率3割4厘で首位打者のタイトルを獲得。飛躍の年となった一方、CSではここまで11打数無安打と大ブレーキとなっている。指揮官も「ちょっと迷っている感じがある」と状態を気にかけた。

 原因は何なのか。チーム内からは2つの声が上がった。まずは「相手からの徹底マーク」。敵将の新庄監督がキーマンに指名するなど、首位打者へのマークが厳しくなることは当然の理だった。2つ目は「シリーズ初打席」だ。第1戦の第1打席で当たりこそ悪くなかったものの野手の正面を突き、二ゴロ併殺に倒れた。満塁の好機をつぶしてしまい「(どうしても)後手後手のシリーズになってしまう」と声が漏れた。

 負のスパイラルを抜け出すためには、どうすればいいのか。チーム内の見解に共通したのは強い〝割り切り〟だった。関係者の一人が「牧原のスタイルを変えないこと。積極性が彼の良さ」と語れば、別の関係者は「ここまで来たら技術よりもメンタル。開き直ってやるしかない。中途半端が一番ダメ。アグレッシブにいくか、狙いを張るかを明確に」と語った。

 打線が活発になるために牧原大の存在は欠かせない。悪循環を断ち切れるか。