米国・WWEの日本大会「WWEスーパーショージャパン」(17日、東京・両国国技館)で、〝反逆のカリスマ〟CMパンク(46)が14年ぶりの来日試合に出場。強烈なオーラで、日本のユニバース(ファン)を魅了した。

 メインイベントで、ドミニク・ミステリオ(28)の持つインターコンチネンタル王座に挑戦。パンクは米ハードロックバンド「リビング・カラー」の往年のヒット曲「Cult of Personality」に乗って、さっそうと入場。日本のユニバースも合唱して、カリスマレスラーを迎え入れた。

 WWE殿堂者レイ・ミステリオの〝不肖の息子〟ドミニクは進境著しく、AAAメガ王座も保持する。セコンドには「ザ・ジャッジメント・デイ」のラケル・ロドリゲス&ロクサーヌ・ペレスが就き、場外に落ちてきたパンクをパンチでボコボコにしてアシストした。さらにドムは故エディ・ゲレロさん譲りのスリーアミーゴスで追い込むも、パンクは豪快な雪崩式ブレーンバスターで叩きつける。日本のユニバースも「ホーリー・シット(超スゲー!)」の大チャントだ。

 ところがドムの女子セコンド陣が介入して、ロクサーヌのポップロックスをくらってしまう。それでも619をかわし、GTSの体勢に。またもロクサーヌがリングに上がり、背後からパンクを急所打ちだ。

 これでパンクの反則勝ちとなるが、ベルトは移動せずドミニクが防衛。試合後もジャッジメント・デイに暴行されると、イヨ・スカイとリア・リプリーが援護に現れ、最後は必殺のGTSでドムをKOして憂さを晴らした。マイクでは「俺の日本語はダメなんだ」と言いつつも、最後は「アリガトウ!」を連呼して日本のファンに感謝を伝えた。

CMパンク(左)に助太刀したイヨ・スカイ(中)とリア・リプリー
CMパンク(左)に助太刀したイヨ・スカイ(中)とリア・リプリー

 パンクの日本での試合は、2011年12月のWWE日本公演以来。当時もWWEヘビー級王者として団体のエースだったが、この14年は波乱の道を歩んできた。14年1月にWWEを退団。突如MMAに転向して、16年1月には総合格闘技の最高峰・UFCデビューを果たした。

 18年6月にもUFCで戦ったが2連敗を喫し、21年8月にプロレス復帰。しかもWWEではなく、新興団体・AEWのリングであった。同団体で活躍するも、23年8月に暴行騒動を起こし解雇された。そして23年11月にはWWEに電撃復帰。約10年ぶりの古巣では、今年4月の祭典「レッスルマニア41」で初日のメインイベントを務め、8月の「サマースラム」ではグンターから世界ヘビー級王座を奪取するなど、〝主役〟の座に返り咲いた。

 髪の毛には白が混じっていても、古巣で水を得た魚のように大活躍。26日には47歳となるパンクが、再び〝ベスト・イン・ザ・ワールド〟になろうとしている。