走攻守、そして〝声〟でもけん引した。阪神は「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ第2戦(16日、甲子園)で延長10回に5―3でサヨナラ勝ち。優勝アドバンテージを含めて3勝0敗とし、日本シリーズ進出に大きく前進した。
劇的勝利の主役は〝虎のやんちゃ坊主〟森下翔太外野手(25)だ。10回無死一塁から相手6番手・佐々木が投じた初球のスライダーを仕留めた。高々と舞い上がった打球はグングン伸びて左中間席に着弾。虎党の大声援を受けてダイヤモンドを一周すると、ナインからはウオーターシャワーなどで手荒い祝福を受けた。「いい感触はありました。自分もびっくりしましたが、最高の形になりましたし、うれしかったです」とニッコリだ。
守備でも魅せた。1点ビハインドの8回無死二、三塁のピンチで右飛を捕球すると、矢のようなバックホームで三走・佐野のタッチアップを阻止。追加点を許さず、チームに流れを呼び込んだ。
さらに〝声〟でも鼓舞していた。零封勝利を飾った15日の第1戦では、田中秀太一軍内野守備走塁コーチ(48)から円陣の声出し役に抜てきされた。森下は「お祭りって意味も込めて指名されたのかなと。自分の中ではしっかりしゃべった方なんですけどね」と照れ笑いを浮かべつつ「久しぶりの甲子園で多くのファンの人たちも来てますし『固まることなく、いつも通りのタイガースのプレーをしていきましょう!』ってエンジンをかけました」と明かす。
初戦白星の勢いのまま、この日も大役を務めて勝利に導いた背番号1。田中コーチが「本当は(中野)拓夢でいこうかなと思ったんだけど…。明るさだったり、若いパワーで盛り上げてほしいなと思って森下にしました」と起用してくれた期待にも見事に結果で応えた。
CSの打率は7割1分4厘。お祭り男がファイナルステージ全勝突破に向けてバット、守備、声でチームを引っ張る。












