阪神は「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」ファイナルステージ(15日開幕、甲子園)に向け、前日14日のナイター練習で最終調整を行った。練習前には円陣が組まれ、藤川球児監督(45)がナインを鼓舞。指揮官は「準備は大事だけど、それはもう捨てる。ただ準備をしたことはいいリズムにはなるので、あとは楽しんで」と口にし、短期決戦を前に切り替えを促した。

 CSファーストステージを2連勝で突破したDeNAを迎え撃つ猛虎軍。準備万端とはいえ、本来、主力組は11、12日のみやざきフェニックス・リーグに合流し、2試合を経てポストシーズンに臨む予定だった。

 しかし、台風接近のため、本拠地での練習に急きょ変更。野手陣では近本、大山、中野、佐藤輝、森下は2日の最終戦から対外試合を一度も経験しないままCSに突入することとなる。

大山悠輔(左)の練習を手伝う阪神・和田一、二軍打撃巡回コーディネーター
大山悠輔(左)の練習を手伝う阪神・和田一、二軍打撃巡回コーディネーター

 それだけに試合勘を不安視する声も上がるが、甲子園練習で実施されたケース打撃では、助っ人・デュプランティエ、無双右腕・石井ら虎の強力投手陣とも対峙。和田豊一・二軍打撃巡回コーディネーター(63)は「もう宮崎じゃなくて、帰ってよかったんじゃない。逆に速い球見れてね」と言い切り、続けて「試合から期間が空いてるけど、実戦に近いことをしっかりできてると思うし。みんなバットも振れてるしね」とうなずいた。

 CSファーストステージで相手のDeNAは筒香の1試合2本塁打や、延長11回の大逆転劇で盛り上がりを見せた。それでも和田コーディネーターは「いろいろやってきたけど1戦目で流れだったり、いろいろ変わることもあるからね。ガーっといくことが大事になってくると思う」と指摘し、初戦から一気に流れをつかむことの重要性も強調した。

 今季は本塁打&打点の2冠王に輝いた虎の主砲・佐藤輝も約2週間ぶりのゲームに「しっかり楽しんでやりたいですし、入りの1球目から大事にしたいなと思います」と気合十分。史上最速優勝を果たした最強軍団が第1戦から勢いに乗り、Vロードを突っ走る。