セ王者の阪神はCSファイナルステージ(15日開幕、甲子園)に向けた「みやざきフェニックス・リーグ」での調整を9日で打ち切った。

 九州地方に接近する見込みの台風23号の影響を考慮し、藤川球児監督(45)らナインたちは今後、本拠地・甲子園やファーム球場のSGLなどで最終調整に臨むこととなる。

 最後の対外実戦となったこの日のくふうハヤテ戦(アイビー)では、特例で10回表の阪神の守備まで試合を続行。先発の村上を筆頭に高橋、及川、ドリス、岩貞、畠、椎葉ら7投手を慌ただしくマウンドに投入し、状態の確認を行った。

 シーズン終盤以降、投手陣に成績不振の選手が相次いだこともあり、現時点でCSでの先発登板が決定的なのは才木、村上、大竹の3選手のみ。伊原、ネルソン、高橋らは先発か中継ぎの両にらみで調整している。

 ルーキー右腕の早川や実績豊富な伊藤将、コンディション不良から回復を目指すデュプランティエらもスターター候補として名前が挙がっており、どの位置に配置されるかで、ブルペン陣の構成も大きく変わってくることになりそうだ。

 だが、厳格な情報管理を重んじる藤川監督はポストシーズンが近づくにつれ、口数がますます少なくなる一方。宮崎滞在中に早川、伊原らの起用方針について問われても「(宿舎に)帰って映像を見てからですね」と答えるにとどめるなど〝煙幕〟を張り続け、手の内を決して明かそうとしない。

 一軍主力選手の一人ですら「自分がCSメンバーに入れるかは分からないし、入れたとしてもどのような役割を与えられるのかがまだ分からない。準備だけはしっかりしておかないと…」と緊張感を漂わせるほどだ。

 今後はチーム内で紅白戦などが行われることが濃厚。シビアな競争と選別は、本番ギリギリまで続きそうだ。