初タイトルに一歩届かなかった理由は――。阪神・及川雅貴投手(24)が、8日に侍ジャパン強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vs韓国」(11月15、16日=東京ドーム)の代表メンバーに選出された。
二軍球場・SGLスタジアムでの残留練習後、左腕は「うれしいです。日本を背負って戦うので、しっかり対応していい投球ができれば」と笑顔。来年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向けても「(前回大会を見て)すごく感動して、自分もチャンスがあれば出ていたいと思っていたので。しっかりアピールできれば」と意気込んだ。
今季はリーグ最多の66試合に登板し、6勝3敗46ホールド、防御率0・87と驚異的な成績をマーク。しかし、52ホールドポイント(HP)は巨人・大勢に2差で及ばず、惜しくも最優秀中継ぎ賞のタイトルには届かなかった。
チーム関係者は「タイトルを取らせてあげたかったという思いはありますよね。素晴らしい数字を残しているわけだから」と語った上で、背景をこう説明する。
「5、6月は藤川監督も言っていた通り、チームとしてブルペンの形をつくっている時期。ホールド・シチュエーションじゃない点差が開いた場面での登板もあったからね」。どんな場面でもフル回転していた〝タフネスさ〟が、タイトルには響いた格好となった。
及川はそれでも早くも気持ちを切り替え、次を見据える。「常に危機感を感じてやっていますし。CS、強化試合に向けてしっかり準備していければと思います」と表情を引き締めた。
自身初タイトルこそ逃したもののポストシーズン、そして侍ジャパン強化試合の大舞台が待っている。プロ6年目で大きく飛躍を遂げた左腕は、さらなる高みを目指して腕を磨き続ける。












