阪神・藤川球児監督(45)が10日の「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」の共同記者会見にリモートで出席。CSファーストステージを戦うDeNA・三浦監督、巨人・阿部監督らとともに会見を盛り上げながらも、終始〝王者の風格〟を見せつけた。

 今季は2位・DeNAに13ゲーム差をつけて史上最速Vを成し遂げた猛虎軍団。だが、CSファーストステージからDeNAの主軸・牧が復帰し、主砲・岡本を中心に手ごわいG打線も健在。番狂わせもあり得る短期決戦だが、虎将は微動だにしなかった。

「抜けていた時期が長かった4番打者が帰ってきてからの2チーム。夏までとは全く違うし、9月の戦いで対戦相手としても感じていた。楽しみに見ていきたい」と冷静に分析しつつも、「やってみなきゃわかんない。向こうはあんまり関係ない。自分たちの野球するだけ」とキッパリ。レギュラーシーズンで大きく勝ち越した両球団に対し、リーグ覇者の余裕がにじみ出ていた。

 さらに巨人・阿部監督から「投打のバランスがしっかりしていて、選手個々が自分の役割をわかっている。全てが理想的なチーム」と最大級の賛辞が飛んでも、若き虎将は一切浮かれず。「昨日までは、ですね。毎日そうはいかない。勝てばそう言われるけど、負ければそうはならないんで。結果から来ることでしょうから。周りからの評価は気にしないし、関係ないです。自分たちがどうするかです」。敵将からのリスペクトに謙遜しつつも、惑わされない姿勢を崩さなかった。

 9月7日のリーグ優勝直後には「われわれがチャンピオンです。CSファイナルステージは別のステージ。リーグチャンピオンは絶対に消えないので、誇りを胸に戦っていく」と強気に語っていた虎の指揮官。レギュラーシーズンとポストシーズンは別と位置付けながらも、リーグ覇者としての自信をみなぎらせていた。

 15日に本拠地・甲子園で初戦を迎える秋の大舞台。早くも勝者の風格すら漂わせる虎将が自分たちの野球を貫き、2年ぶりの頂点へと駆け上がる。