怒髪天をつく。全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・宮原健斗(36)が、V1戦(22日、東京・後楽園ホール)で対戦する潮崎豪(43)を徹底的にこき下ろした。15日には都内の事務所で会見が予定されていたが、冒頭に一方的に挑戦者を罵倒するやそのまま退席して事実上の会見拒否。なぜ、宮原はここまで怒っているのか。その胸中は――。
陽気を地でいく宮原としては珍しい姿だった。予定された会見では潮崎と同席して意気込みを語るはずが、時間になっても姿を見せず。スタッフに促されてようやく控室から出てきたが、怒りあらわに「よくそこに座れるな。何、当たり前の顔してるんだ?」「〝出たり入ったりベルトを返上したりユニットを野放しにする男〟が…。お前に3冠ベルトを近づけたくねえんだよ!」などと罵倒して会見場を後にしてしまった。
宮原は2015年に潮崎と世界タッグ王座を奪取。しかしその4か月後に潮崎の突然の退団で王座を返上する憂き目にあった。そんな過去もあり、ユニットもベルトも放り出して団体間を行き来する姿勢に不快感を感じているようだ。会見後、本紙の取材に渋々応じると「人としてどうなんだ、というか。僕は、プロレスラーに大切なのは〝人間力〟だと思うんです。でも、彼という人間には芯がないでしょ。つまり、僕の思うプロレスラー像と正反対の男なんですよ」と説明する。
今回もノアで保持していた世界ヘビー級王座のベルトを所属していたユニット「チーム・ノア」の小峠篤司が代わってゼロワンに返上しに行く事態になった。これも踏まえて「10年たっても同じことをやってるんだよ。人間、そんな簡単に変わりませんよ。だから、そんな人間の前に3冠のベルトを持っていくだけでも嫌だったんだ!」と吐き捨てた。
その上で「そういう男がもし3冠を巻いたら、業界の発展につながらない。彼はトップに立つべき人間じゃない」とバッサリ。さらに「これは全日本プロレスだけの話じゃない。業界のために勝たなきゃいけない。トップに立つ人間って、やっぱり限られた人間なんで。その格差を見せてやろうと思いますよ」と怒りながらも絶妙に自己陶酔を差し込んだ。
だが、相手が過去に数々のタイトルを取ってきた強敵なことは事実だ。それでも「僕の〝会場支配力〟で叩き潰します」と断言。その意味を「会場にいる全ての人間の目を自分に向けさせる力のことです」と説明すると「当日、彼は僕のその力に心が折れると思います。だって、彼のスタイルにはないでしょ? 鉄柵から外に、彼は届いていないんだから。そこが彼と僕の一番の違いなんで」と豪語した。
最後に「こんなところで負けてたらプロレス大賞のMVPにだってそっぽ向かれちゃいますよ」。そもそもMVPに視線を向けられているのかは分からないが、王座戦へ闘志は十分だ。












