巨人が11日に行われた「2025 JERA クライマックスシリーズ セ」ファーストステージ第1戦・DeNA戦(横浜)に2―6で敗戦。ファイナルステージ進出へ崖っぷちに立たされた。

 ハマの主砲に打ち込まれた。先発の山崎はまずは2回に筒香に先制ソロを浴びると、続く3回にも筒香の適時打などで2失点。その後も2―3の6回に再び筒香にソロを被弾するなど、ベテラン大砲の猛攻に遭い6回4失点。打線は4回に若林の2ランが飛び出したものの要所であと一打が出ず、大事な初戦と落とした。

 阿部慎之助監督(46)は「流れを持ってこられそうで持ってこられなかったね。いい形は作ったんだけど…」と頭を悩ませると、苦戦を強いられた「対筒香」については「僕らの指示は出したんですけどね、そのミスですから」と振り返りながらバッテリーをかばった。

 試合前から「要警戒選手」の一人として名前の挙がっていた筒香に4打数4安打(2本塁打)、3打点といいようにやられた阿部巨人。12日の同カードでも難敵との戦いは避けて通れないが、それでも真っ向勝負を挑むことは間違いない。

 チーム関係者は「もちろん、筒香に対しては試合前から対策をして臨んだし、最も警戒する選手であることは間違いなかった」と筒香を評すと「それでも筒香との勝負を避けて後ろの牧と勝負…という考えは阿部監督の頭の中にもなかったと思う。もちろん試合展開にもよるけど、それはシーズン中に村上(ヤクルト)らと戦う上でもそうだったし、強打者から逃げるという手は、監督の、そして巨人のポリシーに反するからね」とこの日の舞台裏を推測した。

 相手が絶好調・筒香であろうとも、ファイナルステージ進出へもうあとがない状況であろうとも、がっぷり四つで勝負を挑むのが阿部巨人のポリシーであり、それはバッテリーへ全幅の信頼を寄せているからこそ。背水の陣で迎える12日の試合も大砲相手に正々堂々、正面からぶつかっていく覚悟だ。