WWEの〝明日の女帝〟ことアスカの暴走が止まらない。敵視する〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟イヨ・スカイばかりか、盟友の〝海賊王女〟カイリ・セインとの関係も微妙になってきた。

 女帝は宿敵リア・リプリーと共闘するイヨに執ように介入。「リアは家族やないやろ」として、イヨとの間に亀裂が入っていた。先週のロウではイヨに毒霧噴射。イヨもついにアスカとの決別を決断し、次回PLE「クラウン・ジュエル」(11日、オーストラリア・パース)ではイヨ&リア vs カブキ・ウォリアーズの因縁マッチが実現することになった。
 
 6日(日本時間7日)のロウ(テキサス州ダラス)でも、女帝は激しく動き回る。バックステージでアダム・ピアースGMに怒鳴り散らしながら、イヨvsカイリの一騎打ちを「今夜実現させろ」と要求する。リアは次回PLEの開催地である母国に行っており、この日は不在。当のカイリはアスカから伝え聞くと、イヨとは「家族に戻れるから」と言い、一騎打ちを拒否した。

 これにアスカは激怒。「ちゃんとやれ、バカ!」と日本語で怒鳴りながらカイリにビンタだ。まさかの平手打ちにショックを隠せないカイリは、声を震わせながら承諾した。イヨも動画で「あなたのジェラシーと無礼が全てを変えた」「あなたは自分だけの利益しか考えていない」などと、慕ってきた〝姉さん〟の横暴を批判。その上で「アスカはイヨを止められへん」と、女帝の決めゼリフを引用して豪州決戦の勝利を誓った。

 迎えた一騎打ちでイヨはゴング前に場外へダイブ。カイリのセコンドに就いたアスカにトペ・スイシーダをくらわせ、パンチの雨を降らせた。ここはカイリが止めに入るも、女帝は「行け! 行け!」と海賊女王へ配下のように指示。戸惑いながらもカイリはイヨに猛攻を仕掛けると、逸女もドロップキックでカイリを場外に落とし、ムーンサルト弾を見舞った。

 ところが、アスカが「イヨ! イヨ!」と呼びかけてけん制すると、カイリがアラバマスラムでリングの角にイヨの後頭部を打ちつけて逆転。複雑な表情を浮かべながらもイヨを攻め立てた。イヨも負けじとミサイルキックから得意のポーズを決めて大歓声を浴びる。

 一進一退の攻防となり、イヨはメテオラから必殺ムーンサルトプレスの体勢に。ここでアスカがエプロンに上がり、イヨを襲う。イヨはかわしてアスカを攻撃するが、背後からカイリがエルボー弾。すかさずカイリが変型クラッチで丸め込んだ。しかもアスカがレフェリーの死角を突き、カイリの両手を引っ張り〝違法〟のアシスト。まんまと3カウントを奪って、海賊王女がイヨから勝利した。

 試合後もアスカは当然のようにリングに乱入して、イヨを急襲。カイリのバックブローから、女帝がドラゴンスリーパーで捕獲したイヨにインセインエルボーをぶち込み、イヨをKOしてしまった。笑顔で勝ち誇るアスカと対照的に、カイリは顔を覆う。複雑に因縁の絡んだ和製スーパースター同士の豪州決戦は、一体どうなるのか?

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。