WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイと、〝明日の女帝〟アスカの間に不穏なムードが漂っている。
20日(日本時間21日)のPLE「レッスルパルーザ」(インディアナ州インディアナポリス)でイヨは、ステファニー・バッケルと女子世界王座決定戦で激突する。一方でアスカは宿敵リア・リプリーやニッキー・ベラに接近するイヨに露骨に不満を示し、執ようにイヨへの干渉を強めていた。
15日(同16日)のロウ(マサチューセッツ州スプリングフィールド)のバックステージでは、アダム・ピアースGMの立ち会いのもと、イヨとステファニーがタイトル戦の契約書にサインした。互いに敬意を示して握手したが、ここにアスカが「ちょっと邪魔やな!」と言って、カイリ・セインとともに割って入った。さらに、ステファニーに対し、唐突にカイリとの一騎打ちを要求。イヨとアスカの間で板挟みになっているカイリは戸惑いの表情を見せたものの、ステファニー vs カイリのシングル戦が緊急決定した。
カイリのセコンドにはもちろん、カブキ・ウォリアーズの相棒アスカが就いた。試合中にカイリがステファニーと握手すると「カイリ! 何しとんのや! はよ、やれや!」と昭和の体育会系のノリで怒鳴りつけた。カイリがエプロンでダブルフットスタンプを浴びて劣勢になると、女帝はステファニーの前に立ちけん制する。 試合は一進一退の激しい攻防となり、ステファニーはコーナーでのドラゴンスクリューでカイリを場外に吹っ飛ばした。さらにコーナーからカイリとアスカの2人めがけてクロスボディーを発射。チリ出身の〝ラ・プリメーラ(最上級)〟は得意のデビルズキス10連打から、SVBでカイリの顔面を自身のヒザに叩きつけ、3カウントを奪った。
女帝はイヨを援護する気なのかエプロンに立って、ステファニーと一触即発に。ここでイヨが猛スピードで走ってリングイン。ステファニーを襲おうとするアスカを止めにかかった。観衆は「イヨ! イヨ!」の大チャントで、正々堂々の姿勢を示した元世界王者を支持。だが、エキサイトするアスカはわめき散らし、ブーイングを背に不満げな表情でリングを下りた。イヨはステファニーと世界戦での健闘を誓って再び握手をかわした。
ところが…収まらないのがアスカだ。バックステージで「イヨ、どういうことやねん! チャンピオンにさしたろ言うてんねん!」と、カイリの制止もきかず詰め寄った。イヨは「アスカさん! あなたは友だちだけど、私はあなたみたいに一人で勝ちたい!」と改めてアスカの援護はいらないと告げた。女帝は「お前一人でできんのか? やってみろや! ワテ抜きでな!」と怒鳴り散らして去っていった。
イヨは自身のX(旧ツイッター)に「イヨ・スカイが2度目の女子世界王者になるのが超楽しみ! いつでも、いつでも自分を信じている。だってみんながいつも私を信じてくれるから!!」などと頂上決戦への決意を表明。ただ「みんな」の中に制御不能の女帝は入っているのか? 名勝負必至の女子世界王座戦にはキナ臭い空気も漂っている。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。














