WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイと〝明日の女帝〟アスカの間に入った亀裂が、抜き差しならない事態になってきた。
「ダメージCTRL」で共闘してきた2人は、ユニット解散後も盟友関係を続けてきた。2週前のロウではアスカ&カイリ・セインのカブキ・ウォリアーズがイヨの試合に援護で介入したが、これが裏目に出てイヨは敗北。先週のロウではアスカ&カイリの助太刀を断った状況で、宿敵リア・リプリーが襲撃を受けたイヨを救助した。これにアスカが激怒しイヨとの関係に亀裂が入っていた。
25日(日本時間26日)のロウ(英国・バーミンガム)では、バックステージでイヨがリアに、「アスカとカイリは私の家族なの」とした上で2人がリアを快く思っていない以上、しばらく距離を置きたいと告げた。リアもこれを承諾。イヨは感謝のハグをリアと交わした。ところが…この光景をはるか後方からカブキ・ウォリアーズの2人が見ていたのだ。アスカは怒り心頭で、立ち去る様子が映し出された。
リアはこの夜、「ザ・ジャッジメント・デイ」のロクサーヌ・ペレスと一騎討ち。ロクサーヌのセコンド、ラケル・ロドリゲスの介入をしのいで最後はリップタイド(変形ボム)で勝利した。試合後は例によって、敗戦に不満のラケルがリアを襲って暴行。バーミンガムの観衆は「イヨ! イヨ!」のチャントで、前女子世界王者の救援を求めた。
これに応じて、イヨは花道を猛スピードで走ってリングイン。ラケルに掌底アッパーを3発ぶち込み、ロクサーヌはフラップジャックで叩きつけた。さらにリアのヘッドバットから、ラケルにスワンダイブ式ドロップキックを発射してジャッジメント・デイを退治。見事にリアを救い、得意のポーズを決めてみせた。ただ観衆のチャントがあったとはいえ、リアと距離を置いたはずでは…。
その懸念は、バックステージで再び爆発する。イヨがリアから感謝を伝えられたところで、アスカが怒髪天の勢いで「どういうことやねん? 言うたよな! リアに首突っ込むなって! リアは家族ちゃうやろ!」とイヨに詰め寄った。女帝にとってもリアは長年のライバル。何度も抗争を繰り広げてきた宿敵だけに、イヨの行為が〝裏切り〟と映ったようだ。
カイリが間に入ろうとするが、アスカは「もう、あいつと話すな!」とイヨに通告。イヨはアスカをなだめるが、女帝は「意味、わからん! 信用できへんのや」と吐き捨て、去っていった。イヨはカイリに「私を信じてよ」と言うが、カイリは「ごめんなさい…」と涙声となり、アスカの後を追ったのだった。
一方でロウの最高峰王者ナオミは妊娠のため先週、女子世界王座を返上。空位となった同王座だが、今週も新王者決定方法について明かされなかった。PLE「クラッシュ・イン・パリ」(31日=日本時間1日、フランス)で予定された第1挑戦者のステファニー・バッケルのタイトル戦も延期された。イヨとカブキ・ウォリアーズ、そしてリアの関係とともに、女子トップ戦線は大混迷の様相を呈してきた。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。













