WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイと、〝明日の女帝〟アスカの間に走る亀裂が深まっている。

 先週のロウでロクサーヌ・ペレスと一騎打ちしたイヨに対し、「カブキ・ウォリアーズ」のアスカとカイリ・セインがセコンド出陣を申し出た。イヨはこれを断ったが、ロクサーヌの相棒ラケル・ロドリゲスの介入を見かねて、アスカとカイリが援護射撃に出た。しかし、これが裏目に出てイヨはフォール負け。バックステージでイヨとアスカが口論となり、キレたアスカがイヨを突き飛ばす事態となっていた。

 18日(日本時間19日)のロウ(ペンシルベニア州フィラデルフィア)でイヨが試合直前のバックステージで待機していると、アスカとカイリが現れ、女帝は先週の件を謝罪した。イヨは「大丈夫」とこれを受け入れた。カブキ・ウォリアーズは「助けが必要なら言ってね」と先週と同じことを伝えるが、イヨは「私、大丈夫なんで信じていてください」といい、再びセコンド出陣を断った。一見、和解したように見えたのだが…。

 イヨは「ザ・ジャッジメント・デイ」のラケルと一騎打ち。ラケルには当然、ロクサーヌがセコンドに就いた。長身のラケルにドロップキック、バズソーキックをぶち込み、得意のトぺ・スイシーダを放とうとしたが、場外からロクサーヌが足をつかんで妨害。イヨはラケルのビッグブーツを浴びてしまう。それでもすぐさまミサイルキックで反撃し、フィラデルフィアの観衆を沸かせる。

 一進一退の激しい攻防となり、イヨはセコンドのロクサーヌにトぺ・スイシーダを見舞った。返す刀でラケルにもトぺを放つも、これをキャッチされて、リング内で必殺技テハナボムの体勢に。イヨはこれをハリケーンラナで切り返すと、ダブルニーから鮮やかすぎるムーンサルトプレスを決めて競り勝った。

リア・リプリー(左)の助太刀に笑顔のイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)
リア・リプリー(左)の助太刀に笑顔のイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)

 だが、敗戦に納得いかないロクサーヌとラケルが試合後にイヨを暴行。ここでイヨの最大ライバルで、ジャッジメント・デイと遺恨の続くリア・リプリーがイヨの援護に登場した。イヨがミサイルキック、リアがビッグブーツでラケルと吹っ飛ばし、2人でジャッジメント・デイを撃退した。宿敵同士とはいえ、互いにリスペクトし合うだけに、バックステージでもイヨは「ありがとう」とリアに感謝を伝えた。

 ところが…。この光景に面白くないのが、2週にわたってイヨに助太刀を断られたアスカだ。イヨとリアの前に現れると、リアの援護に不満を述べた。リアはアスカが助けに入らなかったから救出に行ったというと、女帝は「お前、関係ないやろ、出ていけ!」と日本語で激高。リアと言い争いになると、今度はイヨがブチギレ。「何なんだよ、お前ら、何にも言うこと聞かなくて! おかしいだろ! おかしいって! もう!」と日本語でわめき散らしながら、その場を立ち去った。

試合後、揉めるアスカ(左)とリアにブチ切れるイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)
試合後、揉めるアスカ(左)とリアにブチ切れるイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)

 アスカもリアに「首突っ込むなや」と言い放つと、カイリは困惑の表情だ。イヨは自身のX(旧ツイッター)に「今夜は試合に勝った! でも複雑な気持ち…『友だち』って難しい…」と投稿。イヨとアスカ、さらにリアとカイリが複雑に絡んだ女子トップ戦線の関係はいったいどうなるのか?

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。