WWEでイヨ・スカイから女子世界王座を奪取したナオミ(37)が第1子の妊娠を電撃発表。同王座返上を表明した。

 7月13日の女子限定PLE「エボリューション」でMITBの権利を行使して、イヨから同王座を強奪。3日「サマースラム」でも、イヨとリア・リプリーの強敵2人を相手に3WAY王座戦を制し、ベルトを守った。先週のロウではイヨとシングルでの防衛戦が決まっていたが、試合当日にWWEが「ナオミは医学的な理由で試合出場が認められない」と緊急発表。イヨとの防衛戦がドタキャンされていた。

「医学的な理由」とは何か? 18日(日本時間19日)のロウ(ペンシルベニア州フィラデルフィア)で、ナオミ自身がリング上で「言いにくいから。これを見て」と大型ビジョンをさした。ステファニー・マクマホンのポッドキャスト番組の映像が流れ、2014年に結婚した夫のジミー・ウーソが妻が妊娠していると明かすと、ナオミも「私、妊娠したの。赤ちゃんが生まれるのよ」と満面の笑みだった。

 フィラデルフィアの観衆は、大歓声と拍手で祝福。普段は憎まれ口しか叩かない世界王者も、涙を流して歓喜の表情を浮かべた。だが、アダム・ピアースGMが「おめでとう」と言うと、いつもの顔に戻りGMを「邪魔するな」とリングから追い出した。「ベイビー、ウーソ!」とおなかの中の赤ちゃんへのチャントが起きる中、ベルトをリングに置いて、王座を返上。産休明けの9か月後には「赤ちゃんにおっぱいをあげながらでも戻ってくる」といい、必ずタイトルを取り戻すことを誓った。

 CCO(最高コンテンツ責任者)のトリプルHは、自身の「X」に「これ以上ないほどうれしい! 王座よりも大切なものはあるんだ」とバックステージでナオミ&ジミーとハグする映像とともに、最大級の祝辞。マット界は祝福ムードに包まれた一方で、空位となった女子世界王座の新王者決定については明らかにされなかった。

 前王者で王座戦がドタキャンされたイヨ、次回PLE「クラッシュ・イン・パリ」(31日=日本時間9月1日、フランス)でナオミに挑戦するはずだったステファニー・バッケル、さらに元王者のリアらの争いとなるのは間違いない。名門アノアイ一族の血をつぐ〝ベイビー・ウーソ〟の誕生と、今後の展開に期待が高まる。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。