ソフトバンクはシーズン最終戦となる5日のロッテ戦(ZOZOマリン)に5―2で勝利し、今季最多となる貯金「35」でシーズンを終えた。

 試合後、小久保監督は「なかなかないことでしょう」と笑顔を見せた。試合前時点で、この日先発の有原航平投手(33)が最多勝まであと1勝、抑えの杉山一樹投手(27)が最多セーブまであと1セーブに迫っていた。「可能性がある限り全力でサポートしたい」という指揮官の言葉通り、ホークスにとっては理想的な試合展開となった。

 初回、柳田に第4号の先頭打者アーチが飛び出し1点を先制。その後、同点に追いつかれたが、7回に山川に第23号となる満塁弾が飛び出し、勝ち越しに成功した。有原は6回4安打1失点の好投で勝利投手の権利を持ち降板。残すは杉山の最多セーブだったが、9回時点ではセーブ機会とはならない4点差で試合は終盤に差し掛かった。

 だが、8回に二死一、三塁とセーブがつく条件が整い、杉山が登板。走者を還したものの、回跨ぎで見事に試合を締めた。タイトル獲得へ必須だった勝ち星とセーブが記録され、ホークスからは今季タイトルホルダーが8人生まれた。小久保監督は「いいレギュラーシーズンだったということですね」と笑顔で総括した一方、「我々の着地点はここじゃない。ゴールは先なので」とこの先に控える短期決戦へ向けて気を引き締めた。CSファイナルステージ、そして昨年果たせなかった日本一へ。鷹の戦いはまだまだ続いていく。